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ハツカネズミと人間 講談社文庫
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ハツカネズミと人間 講談社文庫

ジョン・スタインベック(著者), 齊藤昇(訳者)

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ハツカネズミと人間 講談社文庫

682

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2023/09/15
JAN 9784065327319

ハツカネズミと人間

¥682

商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

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2024/01/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんともいえない読後感が残る名作だと思う。 貧しい渡り労働者のジョージとレニーは、いつか自分たちの土地を持つという夢を語り合う。現実には、労働者の多くが同じような夢を持つが叶わない。厳しい現実の中でもジョージが夢を語れたのは、相手がレニーだったからだろう。レニーはジョージの言うことを信じて素直に土地を手に入れるのを楽しみにしていて、否定的なことを言わない。それだけに、最後は切なかった。 黒人の馬屋番のクルックスの部屋での会話が印象に残っている。 「人間はあまり寂し過ぎると、病気になっちまう」(p.122) 訳者解説で、タイトルの由来が知れたのも良かった。

Posted by ブクログ

2024/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1930年代のカリフォルニアを舞台に、貧しい渡り労働者のジョージとレニーを主人公とした小説。あらすじだけ読んで労働者の悲哀を描いた作品かと思っていて、じっさい厳しい境遇は出てくるのだが、あまり労働そのものを描いた場面は登場せず、どちらかというと人間関係で苦労する様子が描かれる。結論もまた人間関係に起因するものである。レニーは読んでいてややもすれば肩入れをしたくなるような無垢な人物であることがわかっているので、その彼が殺されてしまうというこの結論は結構つらかった。「夢オチ」ではないかと期待してしまったほどである。しかし、(作中でそうとは明言されていないが)知的障碍を抱えているが無垢であるという一種のステレオタイプのような人物像は、いまの価値観でいうとどうであろうか。もちろん執筆当時の背景を無視して現在の価値観で断罪しようというつもりはない。ただ、やはりどこか受け容れがたい部分も感じてしまったのは事実である。あと、レニーはあまりにも怪力すぎないか? そこもちょっと気になってしまった。よい小説ではあるし心に響くものもあるのだが、やはり「古さ」も否めない。

Posted by ブクログ

2023/12/16

2023/12/16 読了 最初は、読みづらい感があったけど、読み進めるとどんどん引き込まれていく。 ジョージにとってもレニーがかけがえのない存在と分かっていくにつれ、ラストに向けての展開が悲しかった

Posted by ブクログ

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