1,800円以上の注文で送料無料
口ぶえ 折口信夫作品集 宝島社文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-06-01

口ぶえ 折口信夫作品集 宝島社文庫

折口信夫(著者)

追加する に追加する

口ぶえ 折口信夫作品集 宝島社文庫

770

獲得ポイント7P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 宝島社
発売年月日 2023/09/06
JAN 9784299047007

口ぶえ 折口信夫作品集

¥770

商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/09/03

折口信夫文学忌、迢空忌。 先生の雅号から名付けられています。 折口先生の初期文学を収めた短編集。いずれも未完成や断章的な色合いの四編 「口ぶえ」 1914年(大正3年)、折口27歳。中学教師だった頃、大阪「不二新聞」に連載された小説。 本文末には「前篇終」とあるが、後編は書か...

折口信夫文学忌、迢空忌。 先生の雅号から名付けられています。 折口先生の初期文学を収めた短編集。いずれも未完成や断章的な色合いの四編 「口ぶえ」 1914年(大正3年)、折口27歳。中学教師だった頃、大阪「不二新聞」に連載された小説。 本文末には「前篇終」とあるが、後編は書かれず、未完のまま残された。 舞台は明治の大阪の男子校。主人公は学内で人気のある男子生徒で、折口自身の投影とも思える。物語全体は、のちの折口文学を先取りするような、同性愛原点の趣。 タイトル「口ぶえ」は、前編の中には表現されず、呼びかけなのか、秘密の合図でなのか 読者に委ねている。 主人公の少年は、やがて寺で修行する少年を求める。同時期の谷崎潤一郎『二人の稚児』(1918)を思い出す。とはいえ、舞台や人物設定に共通点があるが、折口は二人の感情の成就を描こうとしている。 ラストでは感情の交差ののちに「死」を匂わせるが、折口先生が生涯にわたり恋愛を隠さず表現していたことを思えば、やや意外でもある。もしかすると、後編で別の展開を構想していたのかもしれないとは思った。今となっては、わからない。 「身毒丸」 折口先生が27歳のときに書いた小説。 説経節を下敷きにしていますが、登場人物や場面設定は大きく異なり、むしろ原型に近いのは寺山修司の舞台の方かもしれません。 物語は、父に捨てられ田楽法師となった美少年が、他の少年たちと交わることもなく、反抗することもなく、ただ諦めきったような不思議な空気の中で生きていく姿を描きます。折口先生らしく寺社や芸能の民俗的要素を感じさせますが、若い折口先生が抑えきれなかった性愛や幻想を、文学として昇華しようとしていたのかとも思う。 耽美的で幻想的な文学としての魅力『身毒丸』は折口文学の原点を味わえる一編だと思います。 「神の嫁」 未完に終わったごく短い小説ですが、巫女的存在が「神の花嫁」となる幻想譚として読めます。筋立ては淡くとも、折口先生の民俗学的関心──神婚譚(神と人との婚姻)を文学とした作品かと。 むしろ本作には、後に書かれる『死者の書』に登場する中将姫を思い出させます。自らを神に捧げ、災いを鎮めるために「神の嫁」となる巫女のイメージ。「神に嫁ぐ者」「神に召される者」 短く未完のために読みにくさはありますが、宗教性と幻想性の交錯する掌品。 「生き口を問う女」 こちらの作品も未完のまま終わっています。 文章は折口先生らしく文脈が難解で、ストーリーを追うよりも観念を読み解くといったような。 ここで描かれるのは「生き口」、すなわち生霊の恐怖です。死者の怨念ではなく、生きている人間の想念が他者に憑く。その不気味さが、執拗に問いかける女の姿を通して表されます。 紹介などでは「怪異小説」と位置づけられますが、民俗学的な“生霊譚”とも。明確な情景や結末はなく、ただ「憑かれる不安」そのものを作品化した点に特色があると思います。

Posted by ブクログ

2025/02/10

口ぶえ、身毒丸は既読。 神の嫁は死者の書の20年前の先行作品。未完。 あの亡霊は登場しない。疫病に苦しむ市中に対し、生贄になろうと望む横佩家の郎女。 生き口を問う女は現代が舞台。大阪弁で男とその囲い者のやり取り。生霊がテーマ。 正直、細かい処が良く判らない。 口ぶえも身毒丸も未...

口ぶえ、身毒丸は既読。 神の嫁は死者の書の20年前の先行作品。未完。 あの亡霊は登場しない。疫病に苦しむ市中に対し、生贄になろうと望む横佩家の郎女。 生き口を問う女は現代が舞台。大阪弁で男とその囲い者のやり取り。生霊がテーマ。 正直、細かい処が良く判らない。 口ぶえも身毒丸も未完のような作品と思う。 つまり、初期作品集なのかな。 BLを暗示する表紙や帯で売ろうとするのはどうなんだろう。

Posted by ブクログ

2024/02/18

読みづれぇ 新字体に直したところで読みづらい 大坂の辺りが分からないのも又手が止まる要因となった 思春期特有の同性に対しての淡い想いなのかと思ったらしっかりと男色のそれだった

Posted by ブクログ