新版 科学がつきとめた「運のいい人」

中野信子(著者)

• 販売会社／発売会社: サンマーク出版
• 発売年月日: 2023/08/31
• JAN: 9784763140807

商品レビュー

2024/09/17

自分は運がいいと思い込むだけで、人生が前向きに進むという話をエビデンス有りで紹介した本。自己啓発に近いが、ちゃんと根拠があるので試してみたくなった。

2024/09/16

運がいい人とは成功している人や夢を実現している人
よくある自己実現の自己啓発本で書かれている内容がどこどこの研究で〜とか書かれている

夢を紙にかく
人に優しくする感謝する
自分はツイてると言う

神メンタルや後悔しない時間の使い方など表現は違うが言ってることは同じなんだと認識できた

継続の重要性を説くにあたり
ハリーポッター、ディズニー、スターバックスの話がよくでてくるから、いつか違う例がでてる本を読んでみたい

2024/09/10

運がいい、運をよくする、それらを脳科学の見地から考えてみようという本。10年以上前に出た本の新版。セロトニンとかオキシトシンとかよく聞くようになったけど、そのはしりだったんかな。
運のいい人は自分を大切に扱う。割窓理論のように、自分を大切にしていない人間は他人も大切にしようと思わない。自分の脳が何を幸せと感じるかを把握する。自分が心地よくなるのは脳の報酬系を刺激することで自己一致（自分が好き）の状態になり、結果人を引き寄せる。
無意識の好みには科学的な根拠があったりするので、自分の好みを大切にする。日々の選択基準をおもしろさにするのも有効。主観的に幸福な人は免疫系の物質が整いやすい。反省しても自分を好きと言ってあげる。
同じような事象に遭遇しても自分は運がいいと決めてしまったほうが、長年その積み重ねは大きく人生を変え得る。ミラーニューロンの影響があるので運がいい人のそばにいるべし。早寝早起きでセロトニンを分泌させる。よい妄想をしてドーパミンを分泌させる。オキシトシンが学習と記憶を向上させる。適度にストレスがかかってたりリスクがあるほうが能力は向上する。
勝ち過ぎず遊びをもち他者と共に生きようとするほうが逆に生き残れるしパフォーマンスも上がる。ゲーム理論のしっぺ返し戦略のように、先手をとってどうこうではなくまずは品良く。利他行動が人間関係を改善しネットワークが盤石になるので結果として運がよくなる。他人をすぐほめることができる。
明確な目的があるからセレンディピティを発揮できる。自分の幸せのものさしをしっかり持っていないと、他人から見たら幸運でも不幸になることもありうる。ゲームからおりない、簡単にあきらめない。
周りの人も幸せになるように祈る。よい祈りは脳内快感物質を分泌させる。苦手な人を考えているときはコレチゾールが分泌されるが、その人の幸せを祈ると快感物質が分泌される。