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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川春樹事務所 |
発売年月日 | 2023/09/05 |
JAN | 9784758414470 |
- 書籍
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楽園の犬
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楽園の犬
¥1,980
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商品レビュー
4.2
54件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルだけだとどんなミステリか分からなかったけれど、いざ読んでみたらとんでもない熱さとテーマが秘められた素晴らしい本だった。戦時中は特に敵前逃亡、ましてや生き残ることなど言語道断とされていたのに、主人公はただひたすら生きることを貫こうとする。島民と日本人、海軍、陸軍、アメリカ軍、様々な組織の関係を絡めた凄いミステリだった。ラストの手紙もぐっとくる内容だった。本当に読んで良かった。他の作品も読んでみたい。
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第13回うつのみや大賞 死の覚悟をもって南洋諸島で戦時下を生きた人達が描かれる。 今ならわかることだけど、その覚悟は自死として発揮されるべきではない。 どうして捕虜になって生きながらえることが悪徳なのか。 命さえあれば未来がつながるし、どんな形でも愛する人には生きていて欲しい...
第13回うつのみや大賞 死の覚悟をもって南洋諸島で戦時下を生きた人達が描かれる。 今ならわかることだけど、その覚悟は自死として発揮されるべきではない。 どうして捕虜になって生きながらえることが悪徳なのか。 命さえあれば未来がつながるし、どんな形でも愛する人には生きていて欲しいのが人として当たり前だと思う。 当たり前の感覚が通じない時代に、軍人ではなくスパイとして人の死を見てきた麻田が辿り着く「死は死でしかない」という悲痛な叫びが胸を抉る。 途中、麻田がスパイとして事件を解決する短編集のようで短調に思えたけど、後半はスピード感がありローザや堂本少佐の意思に迫り、麻田の行く末に手に汗を握る展開。 スパイという危うい立場や日本統治下のサイパンの様子を知れたのもおもしろかった。
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そうだったのか。と、参考文献を読んで納得した。なぜこういう設定の小説が生まれたのか。南洋通信だったのか。 虎になる男のことは、コメント欄では、あまり話題になっていないのかな。
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