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野の医者は笑う 心の治療とは何か? 文春文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2023/09/05 |
JAN | 9784167921019 |
- 書籍
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野の医者は笑う 心の治療とは何か?
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商品レビュー
4.3
16件のお客様レビュー
ストーリーズには少し読みながら考えたことなんかを書いたりもしたけれど、結論を端的にいうならめちゃくちゃ面白くて最高な一冊だった。 答えと「癒し」を求めて奔走する取材と迷走する妄想に笑って、その後の思索を読めば色々考えて知的探求のスリリングさも感じたり、セミナーやスクールの描写に驚...
ストーリーズには少し読みながら考えたことなんかを書いたりもしたけれど、結論を端的にいうならめちゃくちゃ面白くて最高な一冊だった。 答えと「癒し」を求めて奔走する取材と迷走する妄想に笑って、その後の思索を読めば色々考えて知的探求のスリリングさも感じたり、セミナーやスクールの描写に驚いたり呆れたりもしながら、辿り着く「発見」と真摯な結論には納得して感動もして、その後の人生と選択にも共感もしていた。スピリチュアルではなく現実が繰り出してくる「ミラクル」なオチも素敵だった。そして、最後の最後には微笑みながら少し泣ぐんで本を閉じていた。ともすれば軽薄に感じて冷めてしまいそうな部分もある文体を、文庫版のまえがき、あとがきでしっかりと押さえているのも”分かっていて“良かった。 沖縄に「傷ついた人が、傷付いた治療者」になる野の医者たちが、特に女性が多い原因が社会にあることや、彼女たちの高いテンションと明るさの後ろに過酷な人生があったことは意識しなければいけないけれど、それでもこの本を読んでいると元気が出てきた。著者も含めたこの本に書かれた人たちの多くが野の医者から「生き方を与え」られたように、わたしもこの本を読むことでそれを与えられた、のかもしれない。そうだと良いなと少し思う。それが「新しい生き方をもたらす」のかは、わからないけれど。 また長くなってきてしまったけれど、これはおすすめ!と珍しく普段書かないことをわたしも書いておきたい1冊。ここ最近で1番付箋のが立った。急いで買いに行って正解だった。またあとで付箋を拾いながら、わたしの生き方についても少し考えてみることにしよう。
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最近、ミステリのブックガイドとして参照している本で "ぎゃー何を言ってるんだお前は!いいか、いまのお前はそれでいいかもしれないが [..]" と注釈が入ったものを読んで印象に強く残っていますが、こちらもそんな感じなのかもしれない、と「文庫版まえがき」を読み、そ...
最近、ミステリのブックガイドとして参照している本で "ぎゃー何を言ってるんだお前は!いいか、いまのお前はそれでいいかもしれないが [..]" と注釈が入ったものを読んで印象に強く残っていますが、こちらもそんな感じなのかもしれない、と「文庫版まえがき」を読み、そして本編を読みました。 中身はもちろんよかったわけですが、「文庫版あとがき」の「最後に」がとても刺さりました。
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10年ほど前に心理学に興味を持って、心理カウンセラー系資格の通信講座を受けたことがある。 教材を読み進めうちに、”これって心理学っていうかスピリチュアルでは?”と胡散臭い気持ちになって辞めてしまったのだけど、この本を読んで、改めて心理学とスピリチュアルは紙一重な部分があるなと思っ...
10年ほど前に心理学に興味を持って、心理カウンセラー系資格の通信講座を受けたことがある。 教材を読み進めうちに、”これって心理学っていうかスピリチュアルでは?”と胡散臭い気持ちになって辞めてしまったのだけど、この本を読んで、改めて心理学とスピリチュアルは紙一重な部分があるなと思った。 実際にスピリチュアル系の施術で元気になる人もいるのだから、それはそれでいいと思うし、誰にでも効果があるような完璧な心の治療法なんてないよな。 私自身、人生で一番落ち込んだとき、占いに行って話を聞いてもらい号泣しスッキリしたこともあった。 元々占いを信じてないのでその後通うことはなかったけど、救われたのは事実である。 クリニックのカウンセリングより、占いやヒーリングなんかの方が気軽に行けるから、ハマる人が多いのだと思う。 野の医者たちがどうやって生まれるのか、その中でお金がどうやって循環しているのか、著者のユーモアも相まって大変面白かった。
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