商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | リイド社 |
発売年月日 | 2023/08/31 |
JAN | 9784845861637 |
- コミック
- リイド社
神田ごくら町職人ばなし(一)
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神田ごくら町職人ばなし(一)
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商品レビュー
4.6
14件のお客様レビュー
ごく稀ですが、琴線に触れビビッときた時だけコミックを登録しています。本作の内容紹介や表紙から想像し、エイッと購入したらまさにドンピシャ! 圧巻の描写に感嘆! 期待以上の傑作でした! 物語の舞台は江戸時代の「神田ごくら町」(架空の街)。著者曰く、現代でいう日本橋周辺で、町名由...
ごく稀ですが、琴線に触れビビッときた時だけコミックを登録しています。本作の内容紹介や表紙から想像し、エイッと購入したらまさにドンピシャ! 圧巻の描写に感嘆! 期待以上の傑作でした! 物語の舞台は江戸時代の「神田ごくら町」(架空の街)。著者曰く、現代でいう日本橋周辺で、町名由来は「落語」をもじったものだそう。 描かれるのは、江戸職人(桶屋、刀鍛冶、紺屋、畳刺し、左官)による伝統の手仕事の技と意地、そしてその日常です。 一話完結の物語が、五編(七話)のオムニバス形式で収録され、堅過ぎず構えることなく読めます。 職人が魂を込め、ものづくりに向き合う姿。その様子を、江戸の街・仕事場を背景にして、虫の目・鳥の目、時に画角を変えながら詳細に描きます。 その迫力ある作画は、道具や製作過程を丁寧に描き、台詞がなくても雄弁に語り、観る者を捉えて離しません。作画の表現がこれだけ人の心を動かすものかと感心します。著者のこだわりと熱量がひしひしと伝わり、江戸の風が吹き、"粋"を感じました。 敢えての設定なのか、「畳刺し」を除けば職人が皆女性なのが意外でした。けれども、個性の書き分けがなされ、各話の味わいに変化をつけているようです。共通するのは、仕事に対するひたむきさ、生き様の美しさ・尊さでしょうか。輝いて見えます。 第28回手塚治虫文化賞「新生賞」受賞 トーチwebで連載され、本作の続編(其の八「蔵人」)や「金沢職人ばなし」も読めます。それでも、紙の質感を感じながら、書籍として読みたいですねー。続編と他作品の発刊が待たれます。
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どのページも息を飲むほどのリアルさで、読んでいてゾクゾクが止まらなかった。 誇りを持って働く職人たちのかっこよさ、たまらない!
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☆手塚治虫文化賞新生賞おめでとうございます! ◆開けば、江戸職人の息づかいが聞こえるお話。 江戸の町でくりひろげられる職人達のお話です。職人さんのお話なので、制作工程や手元のアップがしっかりと描かれおり、その細やかさに圧倒されます。各話ひとつの職人に焦点を当てて展開され...
☆手塚治虫文化賞新生賞おめでとうございます! ◆開けば、江戸職人の息づかいが聞こえるお話。 江戸の町でくりひろげられる職人達のお話です。職人さんのお話なので、制作工程や手元のアップがしっかりと描かれおり、その細やかさに圧倒されます。各話ひとつの職人に焦点を当てて展開されています。(「左官」のみ三話構成) まだ一巻しか出ていないのですが、各話主人公の職人がほぼ女性です。それがさほど違和感なく受け入れられている世界観となっています。刀鍛冶に関しては、女が触ることを忌み嫌っていた世界ではあるので、それを乗り越えた気配か何かを匂わせても、とも思いましたが、これはこれでいいのかもしれません。 もしくは、「職人は男でなければならない」。これこそが異世界なのかもしれません。
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