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新しい戦前 この国の“いま
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新しい戦前 この国の“いま"を読み解く 朝日新書920

内田樹(著者), 白井聡(著者)

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新しい戦前 この国の“いま

979

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2023/08/18
JAN 9784022952288

新しい戦前

¥979

商品レビュー

3.6

17件のお客様レビュー

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2026/01/03

外国人問題が不快である。反日国家からの外国人が日本人の大切にしてきた文化を無視するような現況にも強く危うさを感じるのだが、それを煽るナショナリズムも嫌で、勝手に思考が雁字搦めになってしまう。右も嫌、左も嫌。 右に関して言うと、ナショナリズムを煽る方は言いっぱなしで、いずれファシ...

外国人問題が不快である。反日国家からの外国人が日本人の大切にしてきた文化を無視するような現況にも強く危うさを感じるのだが、それを煽るナショナリズムも嫌で、勝手に思考が雁字搦めになってしまう。右も嫌、左も嫌。 右に関して言うと、ナショナリズムを煽る方は言いっぱなしで、いずれファシズムまで暴走しかねないリスクを顧みていない。こちらも同じナショナリストではあるから、どこぞで悪さをしたという話を聞くたびに不愉快な気分になるし、さらに煽情により引き起こされるレイシズムから虐殺の危険性まで心配し「まあその辺で…」と抑え役をしないといけない役回りにも疲れる。悪口大会に参加したくないのだ。 言っている事は正しくても、それで火が付く人たちをあなたにはコントロールし得ないから、言論は、そういう層を巻き込む時に、よほど慎重にしなければならないよ。 ポピュリズムはファシズムに対して無責任。言い換えると、熱量はその暴走に無力、とも言える。戦争も差別も殺戮も、正義感を駆動力とした善意の熱量が暴走して起こる。火を付ける人も火が付く人たちも、それをコントロールできない場合が多い。民主主義の負の側面だ。ネットでの炎上も似たような構図。 悪いものは悪い!不良外国人だけに向けて言っているのだから、善良な外国人は関係ない!と、正義感がほとばしる。それはよく分かる。だが、道行く個人を相手にそんな区別はできないから、過去に虐殺が起こっているのだ。大衆は区別できずに“疑いと嫌悪感“を感染させていく。 事態を改善されるため大衆を巻き込む必要性は分かるので、同時に善良外国人に被害が及ばぬよう、言論にブレーキ機能を持たさねば。ショート動画で煽る部分だけ拡散されるのを良しとするのは避けるべきではなかろうか。 これらは認識という空間の領土問題だ。本書は岸田政権下の世情をあれこれ語り合う内容。自民党批判が目立つ。だが、出版による言論は良いのだ。動画は点火力が強いから危うい。 台湾有事や日本における核のあり方、日米安保の意味、ウクライナ問題やアノクラシー、ジェンダー問題など興味のある“いま(少し前だが)“を読み解く。中々興味深い内容。 最近レビューでの思想が強くなってきた気がするので、自粛していく。問題は一人一人ではなく、国家である。新しい戦前。つまりこの国の“いま“が、戦争前夜であるとも読める。

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2025/05/23

ふたりの世相の読み解き方には、それぞれ聞くべきところもあると思うが、自分たちの見方こそ正しいという独善性が露わで、途中から読むに堪えなくなった。 最後の2〜3章は飛ばし読み。 内田の情報源はごく限られていて、ご当人が批判しているメディア発の偏った情報に踊らされている感が否めない。...

ふたりの世相の読み解き方には、それぞれ聞くべきところもあると思うが、自分たちの見方こそ正しいという独善性が露わで、途中から読むに堪えなくなった。 最後の2〜3章は飛ばし読み。 内田の情報源はごく限られていて、ご当人が批判しているメディア発の偏った情報に踊らされている感が否めない。 それは特にそのトランプ観やロシア観に端的に現れている。 白井の方が表面に見えている向こう側の現実への眼差しを持っており、それが陰謀と陰謀論の差異を明確にする姿勢に現れている。 ただ、相変わらず対米従属への批判と主権の回復というこれまでの主張を繰り返しているだけで、現在の国際情勢がもはや国民国家という枠組みでは捉えきれない(エマニュエル・トッドが言う意味で)という現実を見据えることができていない。 これまでこのふたりの書くものを好んで読んできたが、もうこれからは読む必要がない、ということを認識した。

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2025/05/11

かつて「戦前」は過ぎ去った時代の記憶にすぎなかった。だが近年その言葉がひそかに現実味を帯びはじめている。内田樹、白井聡は時代の曲がり角に立つ私たちの姿を浮き彫りにする。  政治の劣化、分断する社会、言論の空洞化――それらは静かにだが確実に積み重なっている。私たちは「平和」という言...

かつて「戦前」は過ぎ去った時代の記憶にすぎなかった。だが近年その言葉がひそかに現実味を帯びはじめている。内田樹、白井聡は時代の曲がり角に立つ私たちの姿を浮き彫りにする。  政治の劣化、分断する社会、言論の空洞化――それらは静かにだが確実に積み重なっている。私たちは「平和」という言葉に安住しすぎていないか。  ふと目を凝らせばこの国の風景にひびが入っていることに気づく。  今こそ見よ、この悲惨な現実を。未来の「戦後」を悔やむ前に声を上げる時だ。

Posted by ブクログ