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新しい戦前 の商品レビュー

3.6

16件のお客様レビュー

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2025/05/23

ふたりの世相の読み解き方には、それぞれ聞くべきところもあると思うが、自分たちの見方こそ正しいという独善性が露わで、途中から読むに堪えなくなった。 最後の2〜3章は飛ばし読み。 内田の情報源はごく限られていて、ご当人が批判しているメディア発の偏った情報に踊らされている感が否めない。...

ふたりの世相の読み解き方には、それぞれ聞くべきところもあると思うが、自分たちの見方こそ正しいという独善性が露わで、途中から読むに堪えなくなった。 最後の2〜3章は飛ばし読み。 内田の情報源はごく限られていて、ご当人が批判しているメディア発の偏った情報に踊らされている感が否めない。 それは特にそのトランプ観やロシア観に端的に現れている。 白井の方が表面に見えている向こう側の現実への眼差しを持っており、それが陰謀と陰謀論の差異を明確にする姿勢に現れている。 ただ、相変わらず対米従属への批判と主権の回復というこれまでの主張を繰り返しているだけで、現在の国際情勢がもはや国民国家という枠組みでは捉えきれない(エマニュエル・トッドが言う意味で)という現実を見据えることができていない。 これまでこのふたりの書くものを好んで読んできたが、もうこれからは読む必要がない、ということを認識した。

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2025/05/11

かつて「戦前」は過ぎ去った時代の記憶にすぎなかった。だが近年その言葉がひそかに現実味を帯びはじめている。内田樹、白井聡は時代の曲がり角に立つ私たちの姿を浮き彫りにする。  政治の劣化、分断する社会、言論の空洞化――それらは静かにだが確実に積み重なっている。私たちは「平和」という言...

かつて「戦前」は過ぎ去った時代の記憶にすぎなかった。だが近年その言葉がひそかに現実味を帯びはじめている。内田樹、白井聡は時代の曲がり角に立つ私たちの姿を浮き彫りにする。  政治の劣化、分断する社会、言論の空洞化――それらは静かにだが確実に積み重なっている。私たちは「平和」という言葉に安住しすぎていないか。  ふと目を凝らせばこの国の風景にひびが入っていることに気づく。  今こそ見よ、この悲惨な現実を。未来の「戦後」を悔やむ前に声を上げる時だ。

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2025/04/22

内田樹と白井聡の対談 対米従属の現状、ロシアのウクライナ侵攻をめぐる状況、現状破綻を急速にすづめようとすると「加速主義」特にその急先鋒に立つ日本維新の会、LGBTQを中心に多様性をめぐる現代の問題、日本の教育の現状と問題点、テロなどの襲撃事件の背景について、オールドメディアの衰退...

内田樹と白井聡の対談 対米従属の現状、ロシアのウクライナ侵攻をめぐる状況、現状破綻を急速にすづめようとすると「加速主義」特にその急先鋒に立つ日本維新の会、LGBTQを中心に多様性をめぐる現代の問題、日本の教育の現状と問題点、テロなどの襲撃事件の背景について、オールドメディアの衰退、政治の劣化についてなどをめぐる対談集。

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2024/10/31

時々難しくて、時々わかりやすい。追いついてないことも多いけど、それはそれでよし、と内田先生は言ってくれるはず。 広く知ろうとする、深く考えようとする、わからないことはわからないと言ってそれでよし、と思える。

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2024/10/14

内田先生と白井聡さんの対談は3冊目だそうだが、白井さんを知ったのは最初の対談本からだったと思う。それ以来お二人のそれぞれの言論に触れ、とても勉強になった。これからも追い続けていきたい。そして日本が滅びゆくのをなんとか止める方向に持っていきたい。無力な一個人に何ができるかだが。

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2024/05/02

令和6年GWの部屋の清掃で発掘された本で、読みかけになっていたものです。読みたい本が多くあり、今後もこの本を読み切る時間が取れないと思われます。 尚、評価は「★」となっていますが、私の中で読了できなかったものをこの分類にしており、内容が悪かったわけではありません。 読み終わっ...

令和6年GWの部屋の清掃で発掘された本で、読みかけになっていたものです。読みたい本が多くあり、今後もこの本を読み切る時間が取れないと思われます。 尚、評価は「★」となっていますが、私の中で読了できなかったものをこの分類にしており、内容が悪かったわけではありません。 読み終わった場所までに、気になったポイントを記しておきます。 ・台湾有事の取り扱いを間違えると、アメリカは19世紀から営々として築いてきた西太平洋の勢力圏を失うリスクがある。アメリカは西太平洋を失いたくないが、中国と全面戦争をしたくない(p25) ・日本が勝手に国際法違反の先制攻撃を仕掛けただけで「そんな国を助ける義務はない」と言えるオプションを新安保関連3文書、それに基づく岸田大軍拡を通sじて仕込んだのかも(p28) ・キューバのグアンタチモ基地は、米西戦争の時の獲得物である、100年以上米軍が占拠したまま、租借料は年間3396ドル、キューバはずっと変換を求めて租借料bの受け取りを拒否しているが、米軍は返す気がない(p31) ・事実上ウクライナをNATOの加盟国のように扱っておきながら、正規の加盟国でないので、いざとなったら逃げ出した。日本とアメリカの関係はこれに近い(p34) ・中国の仲介でサウジアラビアとイランが国交を正常化した、これは中国外交の驚異的な大成果です、サウジアラビアがアメリカから離反し始めた(p49) ・中国の仲介でロシアとウクライナが停戦交渉に入って停戦するということが実現したら、世界が根本的にひっくり返る話である。世界の中心がニューヨーク、ワシントンから北京に移動したことになる(p74) ・コロナ禍で大盤振る舞いして赤字を増やした、しかし大幅なインフレになったので金利を上げたので銀行の経営がキツくなっている(p143) 未読了 2024年5月2日作成

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2024/04/13

自分はどちらかというと右よりの傾向にあるので、最初のうちの日本叩きにはムカムカしながら読んでいたが、どこかに日米地位協定が憲法より上にあるのが問題である云々あって、基本がそこなら同じでない?となって、あとは素直に読めた。ごもっともな内容でした。

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2023/11/28

某所読書会課題図書: 安保関連3文書を閣議決定で制定することへの危機感が、一般の国民の中に見られないという事実がある.メディア自体の検証力も弱体化させられてきていることは明白だが、メディア側にその意識がないことも問題である.二人の討論が文書化されることは非常に重要だと感じている....

某所読書会課題図書: 安保関連3文書を閣議決定で制定することへの危機感が、一般の国民の中に見られないという事実がある.メディア自体の検証力も弱体化させられてきていることは明白だが、メディア側にその意識がないことも問題である.二人の討論が文書化されることは非常に重要だと感じている.周辺国、特に中国では政府批判は全くできない状態に置かれていることを再認識したい.

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2023/11/22

ほぼ同じ頃に出版された「鵺の政権」と比べ勉強になった朝日新書。熱い白井聡と大人の内田樹の対談だ。 「5章日本社会の何が“幼稚 „か」で語られる教育の問題に共感したり反省したり。久しぶりに教師であった自分のことを振り返り、考えさせられた。 お二人の熱さとクレーバーさのホンのわずかで...

ほぼ同じ頃に出版された「鵺の政権」と比べ勉強になった朝日新書。熱い白井聡と大人の内田樹の対談だ。 「5章日本社会の何が“幼稚 „か」で語られる教育の問題に共感したり反省したり。久しぶりに教師であった自分のことを振り返り、考えさせられた。 お二人の熱さとクレーバーさのホンのわずかでも自分にほしい。

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2023/11/21

いつも通りの内田・白井節。物おじせずに真っ当なことを言っている。中国とは軍事力で対抗できないからアメリカ一辺倒にならずに付き合うべきとか、やっぱり時流に流されずにちゃんと考えることの重要性に気がつかされる。 しかし、彼らも自覚しているだろうけど、このように主張しているだけではジリ...

いつも通りの内田・白井節。物おじせずに真っ当なことを言っている。中国とは軍事力で対抗できないからアメリカ一辺倒にならずに付き合うべきとか、やっぱり時流に流されずにちゃんと考えることの重要性に気がつかされる。 しかし、彼らも自覚しているだろうけど、このように主張しているだけではジリ貧なので、別の戦略・戦術も必要なんだと思う。

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