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風をとおすレッスン
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風をとおすレッスン
¥1,540
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商品レビュー
4.2
12件のお客様レビュー
めちゃくちゃ期待してたけどそこまでではなかった。 けど、視点が変わってておもしろかった。 気になった部分は秘密メモに。
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無駄の削ぎ落とされた文章。 印象に残っていること・新たに得た知見をを箇条書きにしていく。 ・『七つの人形の恋物語』サブパーソナリティ ・エジプトのザール 悪霊の気に入ったリズムが見つかると激しく踊ったり泣いたり叫んだりして感情を解放する。そうやって悪霊の機嫌をとる。 ・...
無駄の削ぎ落とされた文章。 印象に残っていること・新たに得た知見をを箇条書きにしていく。 ・『七つの人形の恋物語』サブパーソナリティ ・エジプトのザール 悪霊の気に入ったリズムが見つかると激しく踊ったり泣いたり叫んだりして感情を解放する。そうやって悪霊の機嫌をとる。 ・『天国の根』なにかにふさわしい存在であろうとする「態度価値」 ・『ベルリン・天使の詩』 ・互いに安全に傷つくためにこそ対話がある。 ・星新一『ボッコちゃん』肩の上の秘書 ・無駄とは無駄なのか。効率性とは、大抵の場合、自分以外の誰かの都合に合わせるためのもの。 ・自分が善良でいられるのは、自分が善良な性格だからではなく、善良でいられる環境の中にたまたまいられたからである。 ・亀には亀の世界があり、こちらの期待の枠にはめないで見ると、そのままでおもしろく見えてくる。 ・武者小路実篤の馬鹿一 ・物語を通さないと、私たちは世界を理解できない。 ・善や正義の名の下に、暴力によって悪を懲らしめるという物語は枚挙にいとまがない。 ・普通の家族ってすばらしい、親子ならきっと分かり合える、という言葉も、スタンダードな家族や親子の形が存在するという前提の上に成り立っている。そうでない家族や親子関係の中で育った人にとっては、それも呪いになりうる。 自分で自分を責めたり、否定したりしている時、そこには必ず自分がとらわれている物語がある。呪いの物語を火にくべて、灰にして、夜空に返す。 ・問題が起きた時、ひとりで思いつかない考え方や可能性に辿り着く手がかりを与えてくれるのは、大抵、他者である。 ・死者は、あの世へ行ったのではなく、死者という形でこの世に存在し続けている。 ・犠牲になった者たちの無念を晴らす、などと言って、他人を操作するために死者を利用するのは冒涜。 ・ふいに言葉が途切れた沈黙の瞬間を、天使が通った、という。
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レヴィナス、フロイト、エリクソン、仏教、等々、様々な思想を下敷きにしながら、それらのエッセンスを著者独自の経験と言葉で、より広くより多くの人に届くような形に語り直している印象。著者の経験談はどれも面白くて、不思議な説得力がある。
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