商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2023/08/10 |
| JAN | 9784065325315 |
- 書籍
- 文庫
遠野物語 全訳注
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遠野物語 全訳注
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商品レビュー
4
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**??遊山表肖??** 国立劇場特別公演(2026/3/28;シアター1010) 『遠野物語』を語る-語り・芸能・映像が織りなす遠野の世界-
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遠野物語 ◯動機 遠野にツレと行くので、現地のキラーコンテンツである世界観を知るべく、どんなもんか読んでみようと思った。 ◯印象に残った点 ・実話の体裁 これは1920年頃の時点で、柳田氏が遠野の住民である佐々木氏が収拾した話を聞き書きしたものであること。ここをスルーするとよ...
遠野物語 ◯動機 遠野にツレと行くので、現地のキラーコンテンツである世界観を知るべく、どんなもんか読んでみようと思った。 ◯印象に残った点 ・実話の体裁 これは1920年頃の時点で、柳田氏が遠野の住民である佐々木氏が収拾した話を聞き書きしたものであること。ここをスルーするとよくわかんない断片的な話になってしまうので要注意。 ・不思議な存在やできごと これらが実際に見聞きした人や体験した人からのまた聞きらしいが、話が伝言ゲームになってたりリップサービスで盛られてたりしないのか、疑問に思う。 ・遠野の人たち(主に男性)のリスクテイクな気質 でかい男につかみかかる、飲んだ帰りにいきなり相撲を取る、山の中で見かけた不審な事物に対してとりあえず鉄砲ズドンしたり絡みに行ったり。 謎の女にふらふらついて行ったり。 妻に化けた狐を怪異と思ってとりあえず包丁で刺したり。 人間の生存本能に反するリスクテイクなムーブが現代のわたしからすると、怪異より不思議。 ・遠野の人たちの価値観 河童の子はとりあえず殺す(狂人はコミュニティに包摂するのに、馬と娘のつがいをオシラサマと信仰の対象にしているのに) 他人の住居(マヨイガ)に無断で入る 河童、猿、異人が女性に手出しするけど狩に行ったりしてる様子が本書からは窺えない。 不思議な話より、現代のわたしからすると価値観も違ってこちらの方がむしろ不思議。
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『遠野物語』は安定のおもしろさでした。本書を読んだら自分が『遠野物語』のどんなとこが好きなのか気づきました。 本書の構成は、簡単な説明があり、訳文、原文、ところどころに民俗学的注釈が入ります。最後に付録として、Ⅰ『遠野物語 増補版』について、Ⅱ折口信夫の和歌「遠野物語」、Ⅲ...
『遠野物語』は安定のおもしろさでした。本書を読んだら自分が『遠野物語』のどんなとこが好きなのか気づきました。 本書の構成は、簡単な説明があり、訳文、原文、ところどころに民俗学的注釈が入ります。最後に付録として、Ⅰ『遠野物語 増補版』について、Ⅱ折口信夫の和歌「遠野物語」、Ⅲ『遠野物語』研究史、です。 訳文と原文を比べると、訳文の方が文字が大きく読みやすいです。訳文がメインみたいですね。 この本は前に読んだ新潮文庫『遠野物語』と一緒に借りて、二冊並べ、わからない部分を参照しようと思ってました。本書人気みたいで、だいぶずれました。 訳文を読むとものすごく違和感があります。何か大切なものが抜け落ちてしまっているように感じました。 その後に原文を読むと、あぁ、自分は柳田國男さんの文章がよかったんだと気付きました。 落語『目黒のさんま』のお殿様の気持ちです。 新潮文庫版を読んだとき、『遠野物語』は文学作品でもある、と教えてもらいました。訳文から抜け落ちたのは文学性なんでしょうか。 「話上手には非ざ」る佐々木鏡石さんから聞き取ったことを、柳田國男さんは「一字一句をも加減せず感じたるままを書きたり。」だそうです。 柳田國男さんにインプットされた言葉は、彼の文学フィルターを通過することで、文学性高い文章に変換されたのでしょうか。 それを現代文に訳したら消えてなくなるなんて不思議ですね。 付録の、Ⅲ『遠野物語』研究史、をみると、新潮文庫版の解説にも登場されていた三島由紀夫さん、吉本隆明さんも取り上げられていました。 そのなかでわたしが注目したのは三島由紀夫さんです。 三島さんは『遠野物語』について、 「しかし、私はやはり『遠野物語』を、いつまでも学問的素人として、一つの文学として玩味することのほうを選ぶであろう。」 と書かれています。 こうゆう立ち位置もあるんですね。わたしも今は三島さんにつきたいと思います。 本書は文語調の文章を読んで、理解が不安な時に確認できたり、民俗学的注釈もついたよい本でした。(とってつけてる?) でも、わたしは、 「『遠野物語』は原文に限る。」 でした。
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