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わすれなぐさ 新装版 河出文庫
957円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2023/08/05 |
| JAN | 9784309419831 |
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わすれなぐさ 新装版
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わすれなぐさ 新装版
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商品レビュー
4.4
10件のお客様レビュー
吉屋信子生誕130年。 初出は雑誌『少女の友』1932年(昭和7年)4月号〜12月号連載。 さすがに私も生まれていません。 初単行本は1935年とのこと。 女学校の三人の少女たちの関係を描く、いわゆるエス系少女小説。 華やかな少女と、生真面目な少女。 その二人から好かれる、ど...
吉屋信子生誕130年。 初出は雑誌『少女の友』1932年(昭和7年)4月号〜12月号連載。 さすがに私も生まれていません。 初単行本は1935年とのこと。 女学校の三人の少女たちの関係を描く、いわゆるエス系少女小説。 華やかな少女と、生真面目な少女。 その二人から好かれる、どこか独特な少女。 そして驚くのは、この微妙な年代の作品でありながら、女子の地位の低さや、女子としての振る舞いを求める親への反抗心などが、物語のベースとしてきちんと描かれていることです。吉屋作品が当時の女学生に広く受け入れられたのは、 少女たちの本心、本質を書いたところにあったのかなと思います。 それにしても、現代でも 柚木麻子さんをはじめ多くの作家が、 少女同士の関係や心の揺れを同じテーマで書き続けていることに驚かされます。 時代は変わっても、少女たちの本質は案外変わらないのかもしれません。
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快活で上品な砂糖菓子のような作品。 すらすらとした読み心地が気持ち良い。 陽子さんの夢のような、でもどこか誘うような妖しさや、少女ゆえの危うさにこちらも魔術にかかったような感覚になる。 3人とも愛しい。 ふとした瞬間にもう一度読みたくなる本。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1932年発表の百合小説!女学校の女王様陽子、硬派な「ロボット」一枝、無口な個人主義の牧子の3人の女の子たちの関係の変化を書いた作品。 「断然よかったことよ」「あのね、私のお誕生日に来て戴けて?」みたいな古風で雰囲気たっぷりの言葉遣い、「軟派」「硬派」が対立する女学校の人間模様、陽子の誕生会や横浜を遊び歩く時の優雅な様子などの素敵さもさることながら、三人それぞれのキャラがはっきり立っていて、特に軟派の女王様の陽子の奔放で妖艶な圧倒的魅力はすごい。花束を車から投げ捨てるシーンの残酷さと美しさよ! そしてさらに、男尊女卑的な家庭の問題も現代の私たちにまでリアルに感じられるような生々しさがあり、それにさっと石を投げ入れるような展開も面白いのだ。陽子と牧子の関係、牧子と一枝の関係を書いていき、最後にやっと3人で仲良くなっていくかも…というところで終わってしまうので、もっと続きが読みたかったなあという気持ち。えっ、ここからが一番おいしいところなのに?と思っちゃう。そんなに読みたかったら存分に想像して戴いても構いませんわ、ということなのかもしれないけど。そうさせていただきます。
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