商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2023/08/05 |
| JAN | 9784309419831 |
- 書籍
- 文庫
わすれなぐさ 新装版
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わすれなぐさ 新装版
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商品レビュー
4.5
9件のお客様レビュー
快活で上品な砂糖菓子のような作品。 すらすらとした読み心地が気持ち良い。 陽子さんの夢のような、でもどこか誘うような妖しさや、少女ゆえの危うさにこちらも魔術にかかったような感覚になる。 3人とも愛しい。 ふとした瞬間にもう一度読みたくなる本。
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1932年発表の百合小説!女学校の女王様陽子、硬派な「ロボット」一枝、無口な個人主義の牧子の3人の女の子たちの関係の変化を書いた作品。 「断然よかったことよ」「あのね、私のお誕生日に来て戴けて?」みたいな古風で雰囲気たっぷりの言葉遣い、「軟派」「硬派」が対立する女学校の人間模様、陽子の誕生会や横浜を遊び歩く時の優雅な様子などの素敵さもさることながら、三人それぞれのキャラがはっきり立っていて、特に軟派の女王様の陽子の奔放で妖艶な圧倒的魅力はすごい。花束を車から投げ捨てるシーンの残酷さと美しさよ! そしてさらに、男尊女卑的な家庭の問題も現代の私たちにまでリアルに感じられるような生々しさがあり、それにさっと石を投げ入れるような展開も面白いのだ。陽子と牧子の関係、牧子と一枝の関係を書いていき、最後にやっと3人で仲良くなっていくかも…というところで終わってしまうので、もっと続きが読みたかったなあという気持ち。えっ、ここからが一番おいしいところなのに?と思っちゃう。そんなに読みたかったら存分に想像して戴いても構いませんわ、ということなのかもしれないけど。そうさせていただきます。
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女学校という閉塞的な空間の奇妙なシスターフッド三角関係…この設定からして素晴らしく好み。 妖しい魅力を持った魔性の陽子がとても好きだった。特に牧子が一枝から貰った母への献花を、陽子が事も無げに車の外へ捨ててしまうシーンがあまりに蠱惑的で美しくて陶酔してしまった。 自身の学校や家庭の立場に悩んだり、女性であることの不自由に懊悩したり、好きな人への接し方を間違って後悔したり、頽廃的な恋愛だけでは無く、色々な示唆を含んでいてとても良かった。思春期の全てがこの小説に詰まっているように思った。 解説の、陽子からすると牧子こそがファム・ファタールなんじゃないかという視点が新鮮で良かった。
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