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ジューンドロップ
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ジューンドロップ

夢野寧子(著者)

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ジューンドロップ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2023/07/31
JAN 9784065326794

ジューンドロップ

¥1,650

商品レビュー

3

8件のお客様レビュー

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2024/08/01

なんだか可愛い響きだけど、ジューンドロップとは生理的落果。自ら弱い果実を切り離す現象。人間もまた要らない存在だと切り離されていってしまうのか。メイとしずく、傷付きながら、もがきながらも精一杯生きているさまが良かった。それにしても願いを込めてお地蔵様を縛るか…検索してみよう。

Posted by ブクログ

2024/03/15

“生理落果”。これをもって家族との[という]関係も再考させられる。ですますで語られていくしずくとタマキ。家庭あるいはその規範の圧を考えさせられた。伏線もはられて気になる小説だった。

Posted by ブクログ

2024/02/24

何というか、しんどい小説だった。 高校生のしずくの母親は不妊治療中。ときどき不安定になる母に気を使う父親。しずくも偏頭痛を抱え、発作の前にちかちかした光が見える。縛られ地蔵の前で出会ったメイは苦悩を抱え、しずく自身にも家族の秘密がある。 もう、読んでいて「?」がいっぱい出てきて...

何というか、しんどい小説だった。 高校生のしずくの母親は不妊治療中。ときどき不安定になる母に気を使う父親。しずくも偏頭痛を抱え、発作の前にちかちかした光が見える。縛られ地蔵の前で出会ったメイは苦悩を抱え、しずく自身にも家族の秘密がある。 もう、読んでいて「?」がいっぱい出てきて、それは結局はラストまでたどり着けば全部回収される伏線なんだけど、正直に言って地蔵の前に置かれた飴の描写やら何やらが退屈だし、しんどい。 ただ、メンタルが安定しない親とか、親の再婚とか、血のつながらないきょうだいとか、とても現代的な設定なので、とくに若い世代で共感する人は多いと思う。 タイトルのジューンドロップ。可愛らしい語感に込められた意味は重たい。人生を全うできずに亡くなっていく人たちのイメージが重なる。それが社会全体を存続させるための「生理的落果」なのだとしたら、その家族たちが苛まれる苦悩の意味はどこにあるのか、という重たい問いがある。 ひとつ気になるとしたら、しずくもメイもあまりにも自分を責めすぎだな。若いからしょうがないのかもしれないけど、自責はほどほどにして、もっと幸せに生きてほしいよ。

Posted by ブクログ

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