商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2023/07/28 |
JAN | 9784101181127 |
- 書籍
- 文庫
ギリシア人の物語(1)
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ギリシア人の物語(1)
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商品レビュー
4.5
11件のお客様レビュー
図書館で借りた。 世界史を学ぶと欧米文化の原点である古代のギリシア・ローマは欠かせない。図書館でギリシア・ローマの棚に行くと嫌でも目に入るのが、太めで何冊もたくさん並んでいる著者・塩野七生氏の本だ。個人的にギリシア・ローマを学びたいと思いつつも、その分厚さ・数の多さから敬遠してい...
図書館で借りた。 世界史を学ぶと欧米文化の原点である古代のギリシア・ローマは欠かせない。図書館でギリシア・ローマの棚に行くと嫌でも目に入るのが、太めで何冊もたくさん並んでいる著者・塩野七生氏の本だ。個人的にギリシア・ローマを学びたいと思いつつも、その分厚さ・数の多さから敬遠していた。 少し調べてみると、これらは小説であり、小説だからこそ「歴史書ではないし、教科書ではないので鵜呑みにするべきではない」という論争にもなっていることが分かった。そりゃまぁそうだろうけど、という印象だ。 読んでみると、(表現が難しいが)思ったより「ザ・小説」な感じはしなかった。歴史小説というのはこんな感じだろうと思うし、大河ドラマのような神々しさ(?)も感じる。何より古代ギリシアの事象が整理されて、なんとなくの雰囲気を掴めるという学びがある。歴史書ではないとは言え、「私はこう思う」「歴史史料として残っていないが」といった断りも多く、(ギリシア人はこんな人たちだ、という偏見に近い叙述も多いという印象も受けるが、)大枠は史料に基づいて作ったということなのだろう。 たしかに教科書ではないが、古代ギリシアの雰囲気を掴み、エンタメとして楽しむなら、むしろ読むべきだ。続きも読んでみよう。
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ギリシア人の物語1 文庫版 新潮文庫 し 12 46 民主政のはじまり 著:塩野 七生 第1巻は、スパルタ、アテネの改革に始まる、統治機構の説明 二度にわたるペルシャとの戦闘と、その終焉まで マケドニアが登場するまでのギリシャは、スパルタと、アネテを中心とした2大強国の時代な...
ギリシア人の物語1 文庫版 新潮文庫 し 12 46 民主政のはじまり 著:塩野 七生 第1巻は、スパルタ、アテネの改革に始まる、統治機構の説明 二度にわたるペルシャとの戦闘と、その終焉まで マケドニアが登場するまでのギリシャは、スパルタと、アネテを中心とした2大強国の時代なのです ペロポネソス同盟 スパルタを中心とした、ペロポネソス半島を守る安全保障条約 デロス同盟 アテネを中心とした、エーゲ海の海上交通を確保する安全保障条約 この2つの同盟を基軸として、ペルシア戦後のギリシア世界は回っていく ■オリンピック BC776~AD393 1169年間 192回に及ぶ いざこざが多い、ギリシアの都市国家が4年に1回、戦闘をやめて仲直りをするためのスポーツの祭典がオリンピック、ギリシャの神へ捧げるものであった ■スパルタ スパルタ人:スパルタ市民 ペリオイコイ:手工業・商業従事(市民ではない) ヘロット:農奴 2人の王(バシレウス) 監督官庁:エフォロス:5人の監督官 長老会議(ゲルーシア) 市民集会(アペッラ) リクルゴスの改革 ■アテネ ソロンの改革 収入で4つの階級に分かれている:すべて市民で兵役の義務がある 第1階級:騎兵 第2階級:騎兵 第3階級:重装歩兵 第4階級:軽装歩兵、船乗り、プロレターリ ペイシストラトス クレイステネスの改革 都市部 1区から10区 沿岸部 1区から10区 内陸部 1区から10区 各1区をまとめて、第1トリブス(行政区) ⇒ 10のトリブス さらに、トリブスを、3つのトリッティウムに分ける さらに、トリッティウムを5つのデモスに分ける 都市国家アテネの国土であるアッティカ地方は、 10のトリブスに、30のリッティウムに、150のデモスに分かれる 1トリブスに3000名の兵役名簿を⇒ アテネ全体で30,000人の兵士を確保 各トリブスから、ストラテゴスを選ぶ 10名の内閣 各トリブスから、50人ずつを選ぶ、 500人委員会 20歳以上の青年男子全員からなる 市民集会 ■第1次ペルシア戦役(BC492) ダリウス大王とミリティアデス(アテネ)の戦い マラトンの会戦(BC490) テミストクレス アテネ海軍の創設 ■第2次ペルシア戦役(BC480) クセルクセス大王とテミストクレス(アテネ)、レオニダス、パウサニアス(スパルタ)の戦い テルモピュレーの戦闘 スパルタ(レオニダス)300人隊の壊滅、ペルシア軍も1割の2万人を失う サラミスの海戦 アテネ海軍のペルシャ海軍400隻の壊滅、大王の弟の死 プラタイアの戦闘 スパルタ、パウサニアスの圧勝 そして、ギリシアの戦後処理 目次 読者への手紙 第1章 ギリシア人て、誰? 第2章 それぞれの国づくり 第3章 侵略者ペルシアに抗して 第4章 ペルシア戦役以降 年表 図版出典一覧 ISBN:9784101181127 出版社:新潮社 判型:文庫 ページ数:580ページ 定価:1100円(本体) 発売日:2023年08月01日 全体の構成 1巻 第1章 ギリシア人て、誰? 第2章 それぞれの国づくり 第3章 侵略者ペルシアに抗して 第4章 ペルシア戦役以降 2巻 第1部 ペリクレス時代 前期(紀元前四六一年から四五一年までの十一年間) 後期(紀元前四五〇年から四二九年までの二十二年間) 第2部 ペリクレス以後 前期(紀元前四二九年から四一三年までの十七年間) 後期(紀元前四一二年から四〇四年までの九年間) 3巻 第1章 アテネの凋落 第2章 脱皮できないスパルタ 第3章 テーベの限界 第4章 マケドニアの台頭 4巻 第1章 息子・アレクサンドロス 第2章 ヘレニズム世界
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うーん、「ローマ人の ...」のときは圧倒的な資料で客観的な記述(たまに主観的な部分が出てくるけど)に努めていたと思うんだが、こちらのほうは主観的なお気持ちが前面に出ていて歴史書というより歴史に関するエッセイ色が強まったような... まぁその辺を考慮したうえでギリシアに関する読み...
うーん、「ローマ人の ...」のときは圧倒的な資料で客観的な記述(たまに主観的な部分が出てくるけど)に努めていたと思うんだが、こちらのほうは主観的なお気持ちが前面に出ていて歴史書というより歴史に関するエッセイ色が強まったような... まぁその辺を考慮したうえでギリシアに関する読みやすい通史として読むのがよいのかも。
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