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夫婦間における愛の適温
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夫婦間における愛の適温
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商品レビュー
4
15件のお客様レビュー
初めて読む向坂くじらさんの作品でした。 もうとにかくおもしろい! うまく言葉にできないのですが、「うんうん、そうだよね」とうなずきながら読みました。 題名がお堅い感じがしますが、内容はとても気軽です。 夫婦間に限らず、友人とのお話などもあります。 向坂くじらさんの他の著作も...
初めて読む向坂くじらさんの作品でした。 もうとにかくおもしろい! うまく言葉にできないのですが、「うんうん、そうだよね」とうなずきながら読みました。 題名がお堅い感じがしますが、内容はとても気軽です。 夫婦間に限らず、友人とのお話などもあります。 向坂くじらさんの他の著作も読みたくなる本でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
杉咲花さんがインタビューで本書を引用していたことをきっかけに購入。 論理の筋が通った文章だからこそ、彼女の個性とユーモアが際立っていて、とても読み心地がよかった。物事を真っ向から否定するんじゃなく、自分の価値観で測り直す姿勢に、人として学ばされるところがあった。 ・ 実際、夫はわたしとは別の、かつ日々変化し続ける人間であって、夫がなにをするとも、なにをしないとも言いきれない。それは不安といえばいつでも不安だが、わたしがそのことについて予測を立てようとしても意味がない。だからどこかで覚悟を決める。これまでが大丈夫だったからと言ってこの次も大丈夫であるわけではないが、思い切って「これまで」が続くほうに賭けてみる。これは、ほとんど信頼といっていいのではないか。ちょっと乱暴で、つたないけれど。 ・ シンパシーとエンパシーを区別する。 ・ 「言葉の力」といわれているもののほとんどは、知識の力であったり、信仰の力であったり、性愛の力であったりする。最悪の場合はそれが権力そのものであったりして、まるで信用ならない。「言葉の力」というときに、言葉そのものの話がされることは少ない。 ・ もしかしたら、愛を適切に温めるのは、それではなかろうか。いつでも、夫になにかしたいと思っている。できたら、夫を大切にしたいと思っている。それをぐっとこらえて、夫の存在をひとつ飛ばしに、代わりに夫の睡眠や、夫の仕事や、夫の家族や、夫の身体を大切にする。夫の持っているものを、わたしが一緒に大切にする。それが、強すぎず弱すぎもしない、愛というものの適温ではなかろうか。
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大好きな本になった。 人生でいっぱい読み返したい。 自分がよく考える、「私のコミュニケーションは他の人と何かが違うのではないか」「私は何かおかしいのではないか」みたいな悩みを、向坂さんの素晴らしい言葉の力で言語化してくれて、結果「わからないけどとりあえずやっていくしかないことがわ...
大好きな本になった。 人生でいっぱい読み返したい。 自分がよく考える、「私のコミュニケーションは他の人と何かが違うのではないか」「私は何かおかしいのではないか」みたいな悩みを、向坂さんの素晴らしい言葉の力で言語化してくれて、結果「わからないけどとりあえずやっていくしかないことがわかった」みたいな、おかしいけど読み終えた感じは清々しい感覚だった。 こんなふうに愛に向き合いたいと思った。
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