商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2023/07/28 |
JAN | 9784101802541 |
- 書籍
- 文庫
因果の刀
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因果の刀
¥935
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商品レビュー
4.2
18件のお客様レビュー
現代から江戸時代へタイムスリップする話は幾つかあるものの、近未来の日本の中に属国として江戸を再現するという荒技は本シリーズだけ。 なのにタイムスリップものよりも江戸の表現が優れているように感じるのは、時代小説がメインの西條さんならではです。 そしてシリーズ第3弾の本書は明暦の大火...
現代から江戸時代へタイムスリップする話は幾つかあるものの、近未来の日本の中に属国として江戸を再現するという荒技は本シリーズだけ。 なのにタイムスリップものよりも江戸の表現が優れているように感じるのは、時代小説がメインの西條さんならではです。 そしてシリーズ第3弾の本書は明暦の大火まで再現してしまう荒技の一方で、牢役人として石田帯刀家の直系子孫を登場させる芸の細かさまで披露するなど、どんどん進化していきます。 金春屋メンバーの造形のこなれ方や、ゴメスの驚くべき過去など、読みどころを挙げればキリがないほど面白い。
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「金春屋ゴメス」の3冊目。 って、前の巻を読んだのは2009年5月(15年前!)で、今は「芥子の花」に変わっているタイトルも「異人村阿片奇譚」という版だった。今ごろ続きが出ようとは…。 なので、どういった話かをすっかり忘れていて、“人が月に住む近未来の日本で、関東と東北の間に人...
「金春屋ゴメス」の3冊目。 って、前の巻を読んだのは2009年5月(15年前!)で、今は「芥子の花」に変わっているタイトルも「異人村阿片奇譚」という版だった。今ごろ続きが出ようとは…。 なので、どういった話かをすっかり忘れていて、“人が月に住む近未来の日本で、関東と東北の間に人工的に江戸時代を再現した「江戸」という国が存在”という設定にそんな話だったかと驚き、自分の以前のレビューを見て、そうだったんだと思った次第。 登場人物も話の流れも前2作を受け、鬼赤痢や阿片などの事件にも触れられるが、覚えていなくても問題はなかった。 お話はその阿片流出事件について日本から査察団が入ってきたところからスタート。査察団の隠された真の狙いを前にして、ゴメスをはじめ長崎奉行所の面々が奔走する。 江戸の風情の上に、殺人事件の謎解きや大火の中での脱出劇、ハイテクローテク織り交ぜながら進む話は、「江戸国」という設定が良く活かされていて、最後まで面白く読める。 あることによって動きを封じられたゴメスに代わって、辰次郎と朱緒を中心に裏金春の面々は元より幕閣のお偉方やら役人までもがそれぞれ良いところを見せるのが今回のミソだが、何やかや言いながらゴメスについていく面々がなかなかかわいらしくて好ましい。 また忘れた頃に続きが出るのかしらんね?
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ひっさびさのゴメスです!前作から結構経ってて、登場人物がなかなか思い出せませんでしたが…いやぁ面白かった~!にしても、ゴメス親分の経歴がスゴすぎて…いったい何歳なんだ?!本編はもちろん面白いんですが、おまけ劇場もなかなか…ほぅ、そんなエピソードが!って感じで良かったです。
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