商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2023/07/24 |
JAN | 9784041131138 |
- 書籍
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不器用で
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商品レビュー
3.8
44件のお客様レビュー
題名通り。少し不器用な人たちの短編小説集。 読み終わった後で、題名に納得してしまった。 「濡れ鼠」の最後の言葉にぐっときた。いい。
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お笑い芸人、ラランドのニシダさんの初の著書。5つの短編集で、ジャンルは純文学。全体的に暗い雰囲気が漂っていて、普段あまり読まないタイプの小説だったので新鮮味があった。好きな話は「アクアリウム」「濡れ鼠」で、共感できる部分や感情移入できる物語でした。また「テトロドトキシン」で歯の治...
お笑い芸人、ラランドのニシダさんの初の著書。5つの短編集で、ジャンルは純文学。全体的に暗い雰囲気が漂っていて、普段あまり読まないタイプの小説だったので新鮮味があった。好きな話は「アクアリウム」「濡れ鼠」で、共感できる部分や感情移入できる物語でした。また「テトロドトキシン」で歯の治療を行わないことに対して「消極的な自死なのだ」という表現が印象に残りました。
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当方いい年齢であり、青春ってなんだっけ?という感じではあるが、若かりし日の苦悩を鮮明に思い出させてくれる、ヒリヒリする短編集であった。自分の小ささ、非力さに打ちひしがれ、街中に埋もれて限りなく透明になっていく感覚がとても上手く言語化されていると思う。当時の言いようのない辛さが思い...
当方いい年齢であり、青春ってなんだっけ?という感じではあるが、若かりし日の苦悩を鮮明に思い出させてくれる、ヒリヒリする短編集であった。自分の小ささ、非力さに打ちひしがれ、街中に埋もれて限りなく透明になっていく感覚がとても上手く言語化されていると思う。当時の言いようのない辛さが思い出され、不覚にも涙してしまった。 そして、自分に影響を与えるのは軽々しい表面的な付き合いではなく、互いに魂を共鳴させることができる関係なのだと教えてくれる。さらに消極的な自傷や自滅から抜け出すために必要なのは能動的・内発的な行動のみということも。 若い方だけではなく、中年以降の方にも是非ともおススメしたい。若き日の辛苦や不安が成仏するような、一種の開放感を味わうことができる。 芸人として有名なニシダさんですが、作家としても活躍してほしいと思います。次回作が楽しみです。
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