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ガブリエル・ブレア(著者), 村井理子(訳者), 齋藤圭介

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 太田出版
発売年月日 2023/07/21
JAN 9784778318789

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商品レビュー

4

38件のお客様レビュー

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2024/10/17

国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11561173

Posted by ブクログ

2024/10/11

このタイトルだけでも、よくぞ言ってくれたって感じ。内容も頷くばかりだった。特に男性たちに読んで欲しい

Posted by ブクログ

2024/09/02

望まない妊娠や中絶の議論をするとき、その中に男性がまったく入っていないのはなぜなのか。議論の出発点を再定義する。 個人的にずっと疑問に思っていたことがある。時々トイレやコインロッカーに生まれてすぐの嬰児が遺棄される事件、大抵は亡くなってしまい、殺人死体遺棄事件になるけれども、そ...

望まない妊娠や中絶の議論をするとき、その中に男性がまったく入っていないのはなぜなのか。議論の出発点を再定義する。 個人的にずっと疑問に思っていたことがある。時々トイレやコインロッカーに生まれてすぐの嬰児が遺棄される事件、大抵は亡くなってしまい、殺人死体遺棄事件になるけれども、その時に罪に問われるのはなぜか女性だけだということだ。だって普通は子どもは一人では作れないから、関係者がもう一人いるってことでしょう?その人はなぜ何のお咎めもなく済むのかしら? 望まない妊娠や中絶問題の延長上にあるこの疑問の答えのようなものが見つかるかな、と思って読みました。 著者がこの本を書いた動機は、中絶の禁止は違憲であるとされた判断、いわゆるロー対ウェイド判決が2023年にアメリカ最高裁で見直しとなったことだそうです。やはり長らく男性が議論の中に全く含まれないことを疑問視しており、その原因については家父長制をあげています。なるほど、つまり、徹頭徹尾、男性に有利な社会制度、法制度で組み立てられてきた社会構造の問題で、妊娠や子育てに関するあらゆることが女性に責任を押し付けられている、ということなのです。そしてロー対ウェイド判決見直しでわかるように、その現状は未だ進行中です。この本はアメリカ国内のことについて言及された本ですが、追随する日本もほとんど変わりないように見えます。 こうした不均衡に対して、望まない妊娠や中絶を避け得る立場にいるのは圧倒的に男性であり、議論は男性の射精段階から始めねばならない、と提言しているのが本書の要点でした。細かい部分は異論もあれど、概ね全くその通りで、こうした議論が無いからこそ、日本でもコインロッカーベイビーは母親の責任になってしまうのでしょうね。射精の責任をすっかり無かったことにしてほっかむりしてる男性諸君には耳が痛いかもしれません。でも、この本は、本当はそうした男性諸君が全員読まねばならない性教育の教科書でもあると思いました。巻末の齋藤圭介さんの解説も、本編の隙間を埋める良い内容でした。 こうした議論の出発点に男性も同席することを強く望みます。そして、男性の無責任な射精のせいでどこにも相談できずに悩みに悩んで追い詰められて、駅のトイレなどで一人で出産せざるを得なくて、挙げ句の果てに犯罪に問われる女性がいなくなりますように。

Posted by ブクログ

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