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推し、燃ゆ 河出文庫
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推し、燃ゆ 河出文庫

宇佐見りん(著者)

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推し、燃ゆ 河出文庫

638円

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2023/07/26
JAN 9784309419787

推し、燃ゆ

¥638

商品レビュー

3.2

925件のお客様レビュー

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みんなの感想まとめ
  • 推し活
  • 自己探求
  • 推しとの絆
  • コミュニティの力
  • 不安定な心支え
  • 推しへの情熱
  • 孤独感の解消
  • 深い感動の物語
  • 芥川賞受賞作
  • 趣味でつながる人々

他者に寄り添い、支えられることで自己を見つめ直す様子が描かれています。推しへの思いは、時に不安定な自分を支える「背骨」のような存在となり、その感情の揺れ動きが共感を呼び起こします。推すことで形成されるコミュニティは、孤独感を和らげ、自分自身を保つ手助けとなります。この作品を通じて、アイドルや趣味を通じてのつながりが、どれほど大切で嬉しいものであるかを再認識させられます。また、作品の質の高さから芥川賞にふさわしいと感じる読者も多く、深い感動を与える内容が評価されています。推しを通じての自己理解やコミュニティの意義を考えさせる一冊です。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/10/09

背骨にはできない 友も恋人も家族も、“背骨”にはできない。 それらが変化するものだから。 だけど、それらを背骨にしなきゃ生きていけない 時間というのが人生にはあるのかもしれない。 あかりにとってはそれは推しだった。 沼地で生きていくような重さが 作品に一貫して流れているような気...

背骨にはできない 友も恋人も家族も、“背骨”にはできない。 それらが変化するものだから。 だけど、それらを背骨にしなきゃ生きていけない 時間というのが人生にはあるのかもしれない。 あかりにとってはそれは推しだった。 沼地で生きていくような重さが 作品に一貫して流れているような気がした。

Posted by ブクログ

2026/09/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

書き出しと言い、文中にちりばめられたオタク仕草と言い、時代を反映する小説だと思った。面白かった!とても。 推しが炎上して、ファンが離れて、引退して、主人公にとってはそりゃ一大事だけどそれらは全部一界隈で起きる小さなイベントで、世間じゃ何も起きてないのと変わらない。密室殺人とか、大それたことは何も起こらなくて、それを受けて何となく、小説というより資料みたいだと思った。 こういう趣味を持って、こういう喋り方をして、こういう生き方をしている人間がいる時代もあったんですよ、令和っていうんですけども、みたいな。遥か遠い未来における令和の資料の1つ。 私も推しを解釈したがる質で、ありったけの長文をSNSの鍵のかかった壁打ち垢で呟いている。一見高尚に見えてしまう推し方だと自分で思っている。ダサくて申し訳ない。 ラストを呼んだ時に頭に唐突に、推しに見捨てられたって言葉が浮かんで、自分の推しが引退した時、私って見捨てられたって思うのか?と思ったら何とも言えない気持ちになった。オタクってキモいね。死ぬほどキモくてごめんねという気持ち。

Posted by ブクログ

2026/09/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

高校生の主人公・あかりが全身全霊をかけて推している「まざま座」の真幸くんがファンを殴り、そこからあれよあれよという間にグループ解散に至ってしまう。 〈推しが燃えた。〉という印象的な書き出しだが、あかりはあくまでも炎上に左右されることなく、推しとは独自の解釈のもとに成り立つ信頼関係を淡々と、しかし強固に築いている様子なのがファンの鑑だと思った。 〈まだ何とも言えない。何度もSNS上で見かけた大多数のファンと同じことを思う。怒ればいいのか、庇えばいいのか、あるいは感情的な人々を眺めて嘆いていればいいのかわからない。ただ、わからないなりに、それが鳩尾を圧迫する感覚は鮮やかに把握できた。これからも推し続けることだけが決まっていた。〉 盲目、ではないのだ。ではないのだけれど、それを誰にでもわかるように伝えられる言葉をまだ持ち合わせていない。 私たちは推しに何が起きたとしても最後までなにもわからず、なにも教えてもらえない。ずっと蚊帳の外で、愚かにも変わらないままでいることしかできない。 しかし、芸能界引退発表後に特定された推しの自宅とおぼしきマンションを訪ね、そこで洗濯物を抱える女の人を目撃した後はまるで手のひらを返したように〈もう追えない。アイドルでなくなった彼をいつまでも見て、解釈し続けることはできない。推しは人になった。〉と続くところまで含めて、はいなにもかもその通りですとなった。 単なる他人がすることは、自分には関係がないからやっと手放せる。 アイドルは偶像であって、推しは虚像であって、生身の人間ではないから。でもそれでよかったのだ。 推しという背骨を失ってぐにゃぐにゃになってしまった生活を立て直せるのか、それともまた新たな推しをどこからか見出すのか、それは今のところあかりの物語だ。 こんな大変なことが現実でもあちこちで起こっていることを想像すると、途方もない気持ちになる。 およそ六年前に読んだときの感想に私はあかりを「羨ましい」と書いていた。「ラストは希望」だと書いていた。でもさ、今は実感として推しに背骨を預けるのはやっぱり危険だと思っているよ。「安心して推せるアイドル」がキャッチフレーズとして成立する理由がわかった。

Posted by ブクログ

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