商品レビュー
4.1
20件のお客様レビュー
特定の思想に寄っていると言うが、その背景にあるものを分かろうとしないから今がこうなったのではないか。 虐殺に関する記述は興味深いが、はっきりとノイズが多い。文章は優しく、あくまで語りかけてくるような雰囲気だが、その背後にある批判が透けて見える。以前、森の別の著書を読んだ時も感じた...
特定の思想に寄っていると言うが、その背景にあるものを分かろうとしないから今がこうなったのではないか。 虐殺に関する記述は興味深いが、はっきりとノイズが多い。文章は優しく、あくまで語りかけてくるような雰囲気だが、その背後にある批判が透けて見える。以前、森の別の著書を読んだ時も感じたが、この人は一生揺らぎ続けるのだろう。 相手にした事を理解せよ、と言うのは簡単だが、では相手にされた事は黙って我慢するのか。他者の手の汚れを指摘する前に自身の手を見るべきでないか。
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ハンガンの「少年がくる」からの派生本として読んでみた。 この本を読んでの気づきだが、少年がくるは意図的にかわからないが、加害者側、自国の本来なら守るべき市民を虐殺した軍人側の視点が無かったことに気づいた。 この時の韓国軍の軍人もおそらく徴兵された一般市民だったんだよなと…。本来な...
ハンガンの「少年がくる」からの派生本として読んでみた。 この本を読んでの気づきだが、少年がくるは意図的にかわからないが、加害者側、自国の本来なら守るべき市民を虐殺した軍人側の視点が無かったことに気づいた。 この時の韓国軍の軍人もおそらく徴兵された一般市民だったんだよなと…。本来なら1人を殺すことにも躊躇する、良き市民のはずの人々が、集団になると途端に加害性に鈍感になって、残虐な殺戮者になってしまう、人間の生まれ持った本性が悪い方向に加速することが歴史上何度もあった。 そして、とりわけ日本人は自分たちの過失に目を背けがちだ。虐殺があったことも認められない、自分たちの本性から目を背け続けた先には、また新たな虐殺が生みだしてしまうのではという恐れがある。 集団になると、個々はとても優秀な人々が途端に馬鹿げた判断を下すという事例は本当にあるある。というか、身の回り(特に仕事まわり)でも良く感じる。集団的浅慮についても今学ぶべきトピックスかもしれない。
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虐殺のスイッチを壊すのはKY力っていう話。 空気が読めないという特性がポジティブに働く機会が人生において少なそうというのが問題だけど。 p. 204 イワシやムクドリの群れの動きを統率するのは、全体の意思だ。でも実際には意思などない。疑似的意思 だ。 これは人にも当てはまる。危機や不安を感じて集団化が加速するとき、個(自分)の感覚ではなく全体の意思に即して動こうとする。だが、そんな意思など本来は存在しない。
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