任せるコツ

山本渉(著者)

• 販売会社／発売会社: すばる舎
• 発売年月日: 2023/07/07
• JAN: 9784799111437

商品レビュー

2024/11/13

入社して初めての上司の丸投げはそれはそれはひどかった。
この本を読んでそのひどいっぷりが再確認できた。
反面教師としてまなびます。

2024/11/10

自分自身、人に仕事を任せるのが苦手で、自分でやった方が早い。もう自分でやろう！と思う派でした。ただ、この本を読んで、頼んでみるのも良いなと思えるきっかけになりました。どれだけできるかはわかりませんが、やってみようとおもいます！

2024/11/08

「風が吹いたとき、ある者は壁を建て、ある者は風車をつくる」中国のことわざ。
学生キャバクラ理論「キャバクラで働く人が昼間大学で勉強している、と、大学生が夜キャバクラで働いている、では印象が違う」
アンダーマイニング効果＝内発的動機付けがある人に、外発的動機付けを行うと、やる気を失わせる。
チャルディーニの法則＝影響力の武器＝返報性、一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性
「君が船なり、民は水なり」中国の古典。船は水で浮いていられる。
「財を潰すのは下、仕事を潰すのは中、人を潰すのは上」後藤新平の言葉。

任せるコツ
1，意欲を作り出す＝相手がやりたいと思える文脈
相手にメリットがあるように言い換える。
2，目的をはっきりさせる＝なぜ必要なのか明らかにする
3，欲求を充足させる＝相手のメリットを伝える
4，選択肢の提示＝方法、期限など自分で選択させる
5，負担を配慮する＝断る余地
6，好意を伝える＝チャルディーニの法則
7，依頼するタイミング＝褒めると一体に
8，フィードバック、感謝、評価を伝える＝成長を褒める

短所は直すのではなく長所に変える＝人を使う要諦
つるべの法則＝井戸のバケツと同じ。一方が出たら一方は引く＝全員熱くなったら冷静に。チームで補完し合う

最近の若者は昇給や出世にガツガツした意欲はないが、成長欲求は高い。存在意義は重視する＝傾聴、面談、頻繁な承認（褒める）、多様性の尊重（やり方を押しつけない）。

時には仕事を減らす工夫をする。ランチ営業をやめて開店時間を早めたら、夜が1回転増えた。

断るときの工夫
1，具体的な理由を言う、素早く言う、「またお声がけください」を言う。

失敗は投資、長い目で見れば成長するので得をする。
任せられる人がいない＝マネージャーとして無能、の証し。失敗させないマネジメントはマネジメントではない。失敗させるのがマネージャーの役割。

能力よりもマインドを変える。できるわけない、の思い込みを外す。
陸上ではアシステッドスプリント法＝自転車で引っ張って能力の限界を超える体験をさせる。
年を取ってやってはいけないのは、説教、昔話、自慢話。
答えを教えない。
マクドナルド理論＝みんなでご飯を食べにいこうとしてお店の候補が出ない場合、マクドナルドに行こう、というと急に対案が出てくる＝よりよい回答なら提案したくなる。
カニンガム理論＝教えてください、より、間違った回答をすると正しい答えを教えてくれる。