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深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集
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深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

川上未映子(著者)

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深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 マガジンハウス
発売年月日 2023/07/07
JAN 9784838732432

深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

¥1,760

商品レビュー

3.9

56件のお客様レビュー

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2025/03/10

親戚のちょっと年上のお姉さんが優しく話しかけてくれるているようなエッセイ。 何より、川上未映子さんってこんなエッセイ書かれるのかー!という発見でまた一段と作家さんのことを好きになる。 ときどき、あなたはどう?と語りかけてくれるから、自分の中のいろんな気持ちや思いを言葉に直して...

親戚のちょっと年上のお姉さんが優しく話しかけてくれるているようなエッセイ。 何より、川上未映子さんってこんなエッセイ書かれるのかー!という発見でまた一段と作家さんのことを好きになる。 ときどき、あなたはどう?と語りかけてくれるから、自分の中のいろんな気持ちや思いを言葉に直して考えるきっかけにもなった。 雑誌の読者に向けたものだから語り口的にもそう感じるのかもしれないけど、とにかく温かく包み込んでくれる。 ひとつひとつが短くて読みやすいし、懐かしい人と久しぶりにゆっくり話して心がじんわり温かくなるような、そんな読後感でとっても好きです。 サイン会に来て涙が溢れてしまった女の子に対するエールが本当に素敵で私まで泣いてしまった。 きれいごとだけじゃないけど確かな愛を感じる子育ての話も沢山載っていて、私は本当に珍しく、子供が欲しいかもと久しぶりに思った。 読んでよかったな、あと夏物語も読まなきゃ。

Posted by ブクログ

2025/03/10

川上さんの小説を多く読んでいる訳ではないので偉そうに言えないのだけど、エッセイという性質からか、音楽的な文章だな、という印象を抱いた。 小説よりももっと自由度が高くて、自らのリズムに気ままに言葉を乗せている感じ。 (放埒な文章という訳ではない、断じてない) 詩的、というよりもっと...

川上さんの小説を多く読んでいる訳ではないので偉そうに言えないのだけど、エッセイという性質からか、音楽的な文章だな、という印象を抱いた。 小説よりももっと自由度が高くて、自らのリズムに気ままに言葉を乗せている感じ。 (放埒な文章という訳ではない、断じてない) 詩的、というよりもっと音楽的で何なら歌みたいとさえ思える。 脳細胞がシャキシャキ動くのを感じる。 川上さんの言葉の、表も裏もぜんぶ読み取って吸収したいという欲求が、脳細胞の働きを活発にしている気がする。 なんというか、作家という仕事は、言葉に対するセンスとか感受性の豊かさとかが大事なのだと思うけど、さらに物事や思考をどこまでも深く掘り下げていくことを厭わない姿勢が必須だよな、ということを改めて考えさせられた。 「質量保存の法則の醍醐味」…醍醐味!? そういった概念に思いを馳せたことなんてなく、発想すらなかったのでなんかもう、度肝を抜かれた。すげえや。 これは小説・エッセイ関係なくなんだけど、川上さんの作品は、どれも優しい陰を湛えているように思う。晴れた真っ昼間の陰ではなく、月夜の静寂が滲む優しい陰。 けっこう惹かれるのである。

Posted by ブクログ

2025/03/02

女性として生きてると感じる怒りや違和感に共感しておもしろかった。わたしも言葉にして、考えていきます。 お気に入りの話 ・別れのリトマス試験紙 ・自分のために生きる時間①、② ・三ヶ月だけ ・わたしは二度、結婚している ・遠くなる、大事なできごと ・おかしな話 ・主人などいない ...

女性として生きてると感じる怒りや違和感に共感しておもしろかった。わたしも言葉にして、考えていきます。 お気に入りの話 ・別れのリトマス試験紙 ・自分のために生きる時間①、② ・三ヶ月だけ ・わたしは二度、結婚している ・遠くなる、大事なできごと ・おかしな話 ・主人などいない ・かけがえのない味方 ・その女子力に用はない ・それは有限と無限のあいだで ・それは問題、大問題

Posted by ブクログ