商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2023/06/22 |
| JAN | 9784065326404 |
- 書籍
- 新書
なぜヒトだけが老いるのか
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なぜヒトだけが老いるのか
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商品レビュー
3.4
50件のお客様レビュー
前半は生物学的な内容が多く、後半は社会的な内容が多い。 ヒトにだけ長い老後期間があって、それがプラスに働いてきた面もあるらしいが、どうにも受け入れがたい⋯。自分はピンピンコロリがいいし、具合が悪くなってからもしばらく生き続けるのかと思うと気が重い。 85歳以降の老年的超越までなん...
前半は生物学的な内容が多く、後半は社会的な内容が多い。 ヒトにだけ長い老後期間があって、それがプラスに働いてきた面もあるらしいが、どうにも受け入れがたい⋯。自分はピンピンコロリがいいし、具合が悪くなってからもしばらく生き続けるのかと思うと気が重い。 85歳以降の老年的超越までなんとか生き延びられれば幸せに死ねるというが、今の時代ではかなり難易度が高そう。いろいろとしんどい人のために安楽死制度ができたらいいなと思う。当人の不安や苦しみ、若年層の税金や介護的な負担が減らせるのではないか。 シニアが長く活躍できるようになるのは社会的にも本人的にもいいと思うが、具合の悪い身体に鞭売ってまで働かないと生活できない世の中にはなってほしくない。気が向いたときにボランティアで参加できるくらいが理想。 筆者の提案は、お金と交友関係に恵まれていないと実現するのは難しそう。先を思うと憂鬱になる⋯。
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生物学的な見地から、なぜヒトが老いるのかということを説明した新書。 「死があるから進化がある」「進化は選択の連続」「生き残ってきたから今がある」「そこに目的はない」 老いに関してネガティブな気持ちを持っていたが、感情論よりも事実だけに目を向けた書き方で、さっぱりとした気持ちで読み...
生物学的な見地から、なぜヒトが老いるのかということを説明した新書。 「死があるから進化がある」「進化は選択の連続」「生き残ってきたから今がある」「そこに目的はない」 老いに関してネガティブな気持ちを持っていたが、感情論よりも事実だけに目を向けた書き方で、さっぱりとした気持ちで読み終えることができた。
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【ベストセラー『生物はなぜ死ぬのか』の続編で、「なぜ、ヒトは(他の生き物のように死んでしまわずに)老いる(ことによって長生きをする)のか?」に答える一冊】 小林武彦氏は、1963年神奈川県生まれ、九州大学で理学・医学系研究科を修了後、基礎生物学研究所やロシュ分子生物学研究所、米...
【ベストセラー『生物はなぜ死ぬのか』の続編で、「なぜ、ヒトは(他の生き物のように死んでしまわずに)老いる(ことによって長生きをする)のか?」に答える一冊】 小林武彦氏は、1963年神奈川県生まれ、九州大学で理学・医学系研究科を修了後、基礎生物学研究所やロシュ分子生物学研究所、米国NIHで研究員として活動した。1997年に基礎生物学研究所助手、2006年に国立遺伝学研究所教授、2015年に東大分子細胞生物学研究所教授、2018年より東大定量生命科学研究所教授を務める。日本遺伝学会会長、生物科学連合代表などを歴任し、分子遺伝学・老化研究の第一人者として知られる。 本書は、ベストセラーとなった『生物はなぜ死ぬのか』(2021年)に続き、「老い」を扱ったいわゆる続編として2023年に出版された。 主なポイントは以下である。 ◆(前作の振り返りとして)生物は進化のプログラムにより「変化」と「選択」を繰り返して今の姿になったが、変化とはいろいろなもの(多様性)ができること、選択と死ぬことであり、死ぬことは生物の進化のために不可欠のことである。 ◆死ぬ前の動きが鈍くなった状態を「老いた状態(=老化した状態)」とすると、ヒト以外の野生の生き物は、食べられて死ぬか、食べられなくなって死ぬかであり、老化して死ぬことは基本的にない。 ◆老化のプロセスは、遺伝子DNAが傷ついて徐々に壊れることにより細胞が老化し、①幹細胞から新しい細胞が供給できなくなり、臓器の機能を低下させ、全身の老化を引き起こす、②(細胞が入れ替わらない)心臓と脳では、機能が低下し、回復不可能な致命傷になる、のいずれかである。 ◆ヒトの本来の生物学的な寿命は、ゲノムの極めて近いゴリラやチンパンジーの寿命等から50~60歳と考えられるが、一方、ヒトのDNA修復能力は他の動物と比べてずば抜けて高く、例外的に寿命が長い。本来は進化の過程で、長い老後の期間を持つ生物は選択されてこなかったにもかかわらず、ヒトだけが例外的な存在となったのは、たまたま長寿の遺伝子を持った祖母が子(孫)育てに貢献したため、その長寿遺伝子を持つヒトが選択されてきたとする「祖母仮説」、ヒトの社会の中で、知識・技術・経験・集団をまとめる力が重要な要素となってきて、年長者のいる集団が選択されてきたためなどと考えられる。 ◆老年期になったら、ヒトが例外的に長い寿命を獲得した背景に立ち返り、利己から利他へ、私欲から公共の利益へと自身の価値観を変え、自分のためではなく、公共的に生きるという発想を持つべきである。 私は前作『生物はなぜ死ぬのか』もしばらく前に読み、前作の「生物は、より優れた世代に交代するために、死ななくてはならない」という主張は目から鱗であったが、本書の内容はそれほどのインパクトはなかった。というのは、「なぜヒトだけが老いるのか?」と問われると、一瞬「?」とは思うものの、これは「なぜ、(他の生き物のように健康を保てずに)老いるのか?」という問いではなく、「なぜ、(他の生き物のように死んでしまわずに)老いる(ことによって長生きをする)のか?」という問いであり、その答えは、これまでに他の本でも目にしてきた説明だからである。 また、後半の半分近くは、著者の専門である生物学的見地からの説明ではなく、現在の高齢化社会においてシニア層がどのような役割を果たすべきかの持論を展開しているのだが、著者に期待する内容ではなく、少々残念だった。 尚、著者はこの後、『なぜヒトだけが幸せになれないのか』という3作目を出し、また、ほぼ同じタイミングで、医師・作家の久坂部羊氏は『人はどう死ぬのか』、『人はどう老いるのか』、『人はどう悩むのか』の3部作を上梓している。超高齢化が進み、「死・老い」と、それに対峙する社会・医科学への関心の高さを反映しているといえようか。 (2026年1月了)
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