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100分de名著 林芙美子『放浪記』(2023年7月) 私は宿命的に放浪者である――。 NHKテキスト
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100分de名著 林芙美子『放浪記』(2023年7月) 私は宿命的に放浪者である――。 NHKテキスト

柚木麻子(著者)

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100分de名著 林芙美子『放浪記』(2023年7月) 私は宿命的に放浪者である――。 NHKテキスト

599

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NHK出版
発売年月日 2023/06/23
JAN 9784142231539

100分de名著 林芙美子『放浪記』(2023年7月)

¥599

商品レビュー

4.1

7件のお客様レビュー

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2024/10/08

「100分de名著」で林芙美子が取り上げられていたと知りテキストを読んでみました。案内人は作家の柚木麻子さん。柚木さんは1981年生まれで、私などからみると若手なのですが、その柚木さんの年齢でも林芙美子はびんびんと響いてきている様子。 森光子の舞台から、愛すべき人物だけど、不幸...

「100分de名著」で林芙美子が取り上げられていたと知りテキストを読んでみました。案内人は作家の柚木麻子さん。柚木さんは1981年生まれで、私などからみると若手なのですが、その柚木さんの年齢でも林芙美子はびんびんと響いてきている様子。 森光子の舞台から、愛すべき人物だけど、不幸、というイメージがあるが、「不幸な人」だなんて、とんでもない、といいます。その見方を更新し、「芙美子は幸福だった」という見方から『放浪記』を読み直すとあります。 <「悪」の魅力>、<お人よしの嫌われ者>、<旅と食で生きる>、<「女流文学」を解き放つ>、と4回にわたり芙美子を縦横に俯瞰し感じとります。少しずつ紹介される文から感じるのは、芙美子の力強さと、そこからくる身体のエネルギッシュさです。 評伝が紹介されているのでこちらも読みたくなってきました。 ・平林たい子著「林芙美子・宮本百合子」講談社文芸文庫2003 直接の評伝ではないのですが、吉屋信子とは交流があったので芙美子も出てくる。 ・吉屋信子著「自伝的女流文壇史」 ・田辺聖子著「ゆめはるか吉屋信子」 「100分de名著」2023年7月放送 2023.7.1発行 購入

Posted by ブクログ

2024/08/14

去年番組を途中から見てテキストを買ったきりになっていたので読みました。読んでいると、柚木さんの、淡々としつつもユーモアのある解説が思い出されて、一気に読めました。林芙美子は名前しか知りませんでしたが、その人柄や仕事ぶり、時代背景についても解説があって興味深いです。「放浪記」を読ん...

去年番組を途中から見てテキストを買ったきりになっていたので読みました。読んでいると、柚木さんの、淡々としつつもユーモアのある解説が思い出されて、一気に読めました。林芙美子は名前しか知りませんでしたが、その人柄や仕事ぶり、時代背景についても解説があって興味深いです。「放浪記」を読んだことはないけれど、読んでみたいなと思わせてくれる、そんなテキストだと思います。

Posted by ブクログ

2023/09/18

林芙美子の放浪記。森光子の舞台で知っている程度だったけど、いわゆる不幸な女性が世間の荒波の中でがんばりましたみたいな話ではなく、不満を言いながら、嫌な体験もしながら、それでも不幸なそぶりはみせずに生きて行く、新たな林芙美子、放浪記像をみせてくれている。男性作家が圧倒的に優位な時代...

林芙美子の放浪記。森光子の舞台で知っている程度だったけど、いわゆる不幸な女性が世間の荒波の中でがんばりましたみたいな話ではなく、不満を言いながら、嫌な体験もしながら、それでも不幸なそぶりはみせずに生きて行く、新たな林芙美子、放浪記像をみせてくれている。男性作家が圧倒的に優位な時代にあってよくぞ生き抜いてくれたとも思う。男性側からしても視点の相対化は必要であって、文学界にも多様性は依然として必要なんだと思う。

Posted by ブクログ

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