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市川沙央(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2023/06/22
JAN 9784163917122

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商品レビュー

3.5

865件のお客様レビュー

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2024/07/18

障がいがある著者の矜持と覚悟

先天的な重度身体障がいにより胎児の成育にも出産や育児にも無理があるために、「普通の人間の女のように」妊娠と中絶をすることが夢であると公言し、それを本気で実現しようとする40代の主人公・井沢釈華が一人称で語る形式の短編小説である。体や精神を削りながら生きている障がい者の生と性が赤裸...

先天的な重度身体障がいにより胎児の成育にも出産や育児にも無理があるために、「普通の人間の女のように」妊娠と中絶をすることが夢であると公言し、それを本気で実現しようとする40代の主人公・井沢釈華が一人称で語る形式の短編小説である。体や精神を削りながら生きている障がい者の生と性が赤裸々に描出されており、そのリアルに圧倒され衝撃を禁じ得ない。健常者優先・優位社会に向けた憤怒や不満、自虐や諦観など屈折した複雑な感情が時にほとばしり出てくる中、自分はまだ辿り着けないが、障がいのある者は他者のどんな助けを借りながらでも生きることにこそ人間の尊厳があると、主人公に語らせるところに、ご自身も同様の障がいがある著者の矜持と覚悟を感じる。最終場面で語りの主体は一転、主人公「釈華」のインターネット上のアカウントネームであり実像のなかった「紗花」に変わるが、それまで描かれてきた物語は実は「紗花」による「釈華」の物語だったということなのだろうか。

fugyogyo

2026/03/02

あの子たちは正しい設計図を内蔵していた その特権性に気づかない「本好き」たちの無知な傲慢さを憎んでいた 本当の涅槃がそこにある。私はまだそこまで辿り着けない。 などしびれる文章が多かった。 終始ピリッとしている感じがあるところがすごく心地よかった。主人公の強い女感が好きだと...

あの子たちは正しい設計図を内蔵していた その特権性に気づかない「本好き」たちの無知な傲慢さを憎んでいた 本当の涅槃がそこにある。私はまだそこまで辿り着けない。 などしびれる文章が多かった。 終始ピリッとしている感じがあるところがすごく心地よかった。主人公の強い女感が好きだと感じたけど、ある意味繊細で弱いのかもしれない。終わり方もスンと、終わっていてあっという間に読み終えてしまった。またこの作者の本を読みたい。

Posted by ブクログ

2026/03/02

ハンチバックとは、脊椎上部が異様に湾曲している背中が丸くなっている人のこと。 正直、全然意味がわからなかった。 ただ、釈華と違って健常者である自分は、普通に本を読めることを大切に思ったほうがいいと思う。 最後の紗華のお兄さんが釈華を殺してしまって、家族が崩壊した。紗華は償いではな...

ハンチバックとは、脊椎上部が異様に湾曲している背中が丸くなっている人のこと。 正直、全然意味がわからなかった。 ただ、釈華と違って健常者である自分は、普通に本を読めることを大切に思ったほうがいいと思う。 最後の紗華のお兄さんが釈華を殺してしまって、家族が崩壊した。紗華は償いではないけど、釈華の妊娠して中絶してみたいという願いを全うして、自分が壊れないようにつなぎとめている印象を受けた。 まだ、自分には早い作品だったかも、また読み返したい。

Posted by ブクログ