商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2023/06/15 |
| JAN | 9784065296295 |
- 書籍
- 文庫
高瀬庄左衛門御留書
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高瀬庄左衛門御留書
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商品レビュー
4.2
20件のお客様レビュー
郷村廻りという役についている主人公の 2年間の出来事を描いた連作短編。 息子に跡目の大部分を譲って 自分は好きな絵を嗜みつつ 静かに暮らそうとしていた庄左衛門。 しかし、任地で息子は事故死し 嫁の志穂と悲しみを乗り越えていく。 やがて、任地を巻き込んだ 藩の政争の火種がくすぶり...
郷村廻りという役についている主人公の 2年間の出来事を描いた連作短編。 息子に跡目の大部分を譲って 自分は好きな絵を嗜みつつ 静かに暮らそうとしていた庄左衛門。 しかし、任地で息子は事故死し 嫁の志穂と悲しみを乗り越えていく。 やがて、任地を巻き込んだ 藩の政争の火種がくすぶりはじめ…。 死んだ息子の影が背景につきまとっていて 死の間際のいつもと違う行動の謎が あとあとの話で明らかになっていく ちょっとミステリな要素もありました。 息子の地位を奪ったとも言える弦之助や 屋台の店主から助け手になる半次なんかも いいキャラクターで、おもしろかった。
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読了後、静謐な時間が流れる…。 人として、男として、親として、いかに生きるか…。 じっくりと考えさせてくれる時間だつた。
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この作家の作品は凛とした清々しさが持ち味であるように思える。本作も、済々とものがたりが進んでいくが、その中に人と人との交わりがあり、隠された事実が明らかになり、読者を物語に引き込んでいく。 江戸時代の武士の世界も清い世界ばかりではないだろうが、ここに描かれているような倫理観/生活...
この作家の作品は凛とした清々しさが持ち味であるように思える。本作も、済々とものがたりが進んでいくが、その中に人と人との交わりがあり、隠された事実が明らかになり、読者を物語に引き込んでいく。 江戸時代の武士の世界も清い世界ばかりではないだろうが、ここに描かれているような倫理観/生活感が秩序を生んでいるのなら、とても魅力的であるように思う。
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