商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2023/06/13 |
| JAN | 9784022952233 |
- 書籍
- 新書
問題はロシアより、むしろアメリカだ
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問題はロシアより、むしろアメリカだ
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商品レビュー
4.1
25件のお客様レビュー
ロシアがウクライナに侵攻して暴虐を尽くしたのが2022年2月。このトッドー池上対談が行われたのが2023年4月。まだバイデンのアメリカだった頃に書かれたこの書籍を、3年後、トランプがイスラエルと共にイランに先制攻撃した後に読む。まるで答え合わせをするように。 そうか、問題はトラン...
ロシアがウクライナに侵攻して暴虐を尽くしたのが2022年2月。このトッドー池上対談が行われたのが2023年4月。まだバイデンのアメリカだった頃に書かれたこの書籍を、3年後、トランプがイスラエルと共にイランに先制攻撃した後に読む。まるで答え合わせをするように。 そうか、問題はトランプではなく「アメリカ」だったのか。 ロシアと欧州が抱く家族観の違いの中で、欧州的な個人主義&核家族の価値観がいまだ世界的には「少数」ということや、日本とドイツが「中間」にいる立ち位置など、人類学と歴史学の立ち位置を持つトッド氏の指摘は興味深い。ただ、トッド氏が日本に対して助言する中で、アメリカ主導からの脱却を促すことには同意できるが、核武装した方がいいよ、という部分については池上さん同様に強く否定したい。 ただ、「西側によって作られた物語の中で、私たち日本人は世界を眺めているんだ」ということが改めてわかっただけで、読む価値は高い。しかも、2026年の今こそ読むべき本ではないか。 福沢諭吉の唱えた脱亜入欧から140年、本書が言う「脱欧入亜」という言葉は目から鱗。世界は複雑だし、ロシアやアメリカやイスラエルのやばさは本当に非道で悲観的だけど、各国首脳の言動の是非を冷静に問いNOを突きつける世論形成には、こうした歴史家や民俗学的な視点を冷静に組み込むことが必要なんだと思った。 岸田首相のキーウ電撃訪問すら、アメリカに「連れられて行った」んだね。高市になって、ポチとしての日本がさらに劣化してるのはツラいけど、池上さんが言うように、希望は「作るもの」だと、私も思います。
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ウクライナ戦争についてエマニュエル・トッドと池上彰が対談した一冊。 2023年出版と若干古いものの、対談本なので読みやすく、単に当事国であるウクライナとロシアだけではなく、背後のEUやアメリカ情勢なども知ることができた。
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エマニュエル・トッド氏と池上彰氏の対談本。 ウクライナ戦争について、「ロシアが悪」という画一的な見方に疑問を投げかける。 ウクライナ戦争は、ロシアとアメリカの代理戦争の様相を呈しており、長期化するだろうとの見立てだったが、トランプ政権が誕生したことにより、状況は変わりそうだ(こ...
エマニュエル・トッド氏と池上彰氏の対談本。 ウクライナ戦争について、「ロシアが悪」という画一的な見方に疑問を投げかける。 ウクライナ戦争は、ロシアとアメリカの代理戦争の様相を呈しており、長期化するだろうとの見立てだったが、トランプ政権が誕生したことにより、状況は変わりそうだ(この対談は2023年に行われた模様)。 トランプを見ればわかるように、アメリカはもはや「良いことをしよう」という気がないことを隠そうともしておらず、国力も落ちてきている。そんな中で、日本は今まで通りアメリカにただ追随していて大丈夫なのかという不安を禁じえない。 西側諸国ではあたかも「狂人」のように言われるプーチンだが、世界的に見るとロシアに賛同する国々が多いこと、そこには人類学的な家族構造のありかたなども影響するのではないかとの指摘は新鮮だった。 トッド氏自身はリベラルだが、世界的にはLGBTなど性的少数者には保守的な国々が多い中、セクシャルマイノリティであることをアイデンティティの中核に置きすぎることへのバックラッシュが起きうることを指摘している。 アメリカは、国内は自由主義的だが、自由主義や民主主義を他国に押し付けてきた。一方ロシアは、国内は権威主義的だが、他国の多様性は尊重する姿勢を見せている。そのようなところも、ロシアを支持する国々には魅力に映るのだろう。 プーチンはもちろん悪いのだが、かと言ってアメリカが善かと言うとそうでもなさそう。国どうしのメンツを賭けた争いで、今日もたくさんの人が亡くなっている。しかも争っている国の国土ではない場所で… アメリカは自国が戦場になったことがないから好戦的なのだという指摘はすごく腑に落ち、そういった視点で、自分も「アメリカフォビア(米国嫌悪)」が沸き起こるのを感じた。
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