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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2023/06/15 |
JAN | 9784065317136 |
- 書籍
- 文庫
檸檬先生
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檸檬先生
¥770
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商品レビュー
3
9件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
最初と最後が同じ内容にしていたから、最後まで読み終えたとき「これ最初にも書いてなかった!?」って自然と最初の部分を読み返しました。素晴らしすぎる。個人的に同じ本をあまり繰り返し読まないんだけど、これは最初だけでも読まなきゃ!って思えた。お互い悩んでいるはずなのにどっちかが救われるとすれ違ってしまい、なんて切ないんだろうと思いました。お互い救われないのが一番お互いにとって苦しくないということ。そしてあの姿も美しいと思える心を持ってるのにいい意味で恐怖を覚えました。それだけ好きでもあるってことだと思うけど。正直ハッピーエンドではない気がするけど凄い好きな作品です!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
少年が先生に出会ってから人や音楽,算数の楽しさを階段を上るように知っていく様子を見て「よかったね」の一言に尽きる。一方で先生にとっての先生はおらず、幼少から理解し寄り添ってくれる人の重要性を思う。生きた証を残したかった先生は(作品に登場しなかったので)名前(本名)すら残せず、コンクリートの赤も数時間後には綺麗に流されてしまう。どれだけの孤独とプレッシャーを1人で抱えていたのかと思うと胸が痛い。環境を通して人を見ているのは本人のことを見ている方で見れていないのだと彼女のおばあさんを見て気がついた。気をつけたい。
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ー「少年、共感覚が全て正しい訳じゃないよ」ー 共感覚がテーマの一つとなる。それもあり作中様々な色と音が存在する。中には聞いた事のないような、しかし想像しやすいようになってる。共感覚としての感じ方を少しだけ共有できるような気がする。 主要人物の名前が最後まで明かされない。この世...
ー「少年、共感覚が全て正しい訳じゃないよ」ー 共感覚がテーマの一つとなる。それもあり作中様々な色と音が存在する。中には聞いた事のないような、しかし想像しやすいようになってる。共感覚としての感じ方を少しだけ共有できるような気がする。 主要人物の名前が最後まで明かされない。この世に何かを残したかった檸檬先生が名前さえ読者に残せないという残酷さ。世界と自分の感覚を無理やり二分させることが出来たからこそいつまでも世界に違和感があったかもしれない。 取扱いを凄く気をつけなければいけないなと思った。檸檬先生の終わり方の描写に美しささえ感じてしまった。凄く鋭利で瞬間的だからこそ読んでいる人の何かを刺激させる
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