商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2023/05/31 |
| JAN | 9784103550419 |
- 書籍
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商品レビュー
3.7
22件のお客様レビュー
繊細で美しい詩のような小説。 わたしは詩そのものは好きでない…というか、読めないのだが、詩のような小説が大好きなのだと気づく。 物語に大きな起伏はなく、ただ過去に起こったことを静かに乗り越えていくさまが描かれている。 家族や死について考えさせられもするけれど、むしろ生きることにつ...
繊細で美しい詩のような小説。 わたしは詩そのものは好きでない…というか、読めないのだが、詩のような小説が大好きなのだと気づく。 物語に大きな起伏はなく、ただ過去に起こったことを静かに乗り越えていくさまが描かれている。 家族や死について考えさせられもするけれど、むしろ生きることについて問われている気がした。 繊細な人が多い今の時代をある意味象徴している小説のような気もする。
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息。普段意識してることもない行為が、苦しみをもたらしたとき、それが命を繋ぐ営みなのだとはっきりさせられる。 主人公の喘息による苦しみが、普段している行為だからこそはっきりとしたイメージというより体験に近いものを持って迫ってくる。読んでいる途中で、自分の息に耳を澄ませ確かめる。私の...
息。普段意識してることもない行為が、苦しみをもたらしたとき、それが命を繋ぐ営みなのだとはっきりさせられる。 主人公の喘息による苦しみが、普段している行為だからこそはっきりとしたイメージというより体験に近いものを持って迫ってくる。読んでいる途中で、自分の息に耳を澄ませ確かめる。私の息は普段よりも荒くなっていた。
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残されたものがその「死」に、どう向き合っていくか。 喘息の息苦しさ、生きていく苦しさ。 とにかく、そんなものがギューーっとつまった本。 少しの生きる光みたいなものがあるにはあるけど、読んでてほとんどずっと苦しい。 元気なときに読むべきか? いや、ほんとに苦しい時に読むというのも...
残されたものがその「死」に、どう向き合っていくか。 喘息の息苦しさ、生きていく苦しさ。 とにかく、そんなものがギューーっとつまった本。 少しの生きる光みたいなものがあるにはあるけど、読んでてほとんどずっと苦しい。 元気なときに読むべきか? いや、ほんとに苦しい時に読むというのもありかもしれない。 喘息ってこんなにしんどいんだ、と思った。 息ができなくなりそうな病気なんだな。 後半の作品『わからないままで』は、『息』と同じ骨格で、違う話を書いてみた、とか、そういうものなのかな? なんか、似たようなストーリー展開。
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