息 の商品レビュー
喘息の幼少期を共に戦った弟を自死で亡くした姉。当時はお互い何も語らなかったが、父も母もそれぞれ弟のことで心に傷を負っていた。 ちょっと苦手な文体で読みづらかった。
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自ら命を断つこと、それがどれだけ身内を苦しめるか、それに心が引っ張られて鬱々しくなってしまったが、でも逆に何もない人がその事実によって何者かになれて日々の意識の向かう先を得ることもできる、こうやって物語にすることもできる
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途中息苦しさを感じてしまい、今読む心境にはなれなかった。作者のことを調べてこの本を書いた意義は理解できたけど、共感できる部分が少なくてリタイアm(_ _)m
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読み始めて文章の書き方がすごく淡々としているようで肌にあいませんでした。それぞれ読み終えましたが人の心情は本人にしか分からない、それが家族でも同じ苦しみを経験していてもということは分かりましたが、文章も相まって事実を告げられているだけのように感じてしまいました。
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作家の名前を見ていて女性だと思っていましたが、男性でした(笑)。 題材のせいか、息苦しい展開なのですが、読後感はさわやか。活躍を期待しますね。 ブログにも、詳しく書きました。覗いてみてください。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumaku...
作家の名前を見ていて女性だと思っていましたが、男性でした(笑)。 題材のせいか、息苦しい展開なのですが、読後感はさわやか。活躍を期待しますね。 ブログにも、詳しく書きました。覗いてみてください。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202310160000/
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評価低すぎないか? 雰囲気も表現もとても良かった。 新鮮な描写が多く、また読みたい作家さんだ。
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「息」と「わからないままで」の二つが収録されている。「わからないまま」の方が新潮新人賞を受賞という帯をみて読んでみた。若い著者の本だがそれを感じさせない本だった。
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身内の死の喪失から立ち直ろうとする家族の物語。 静かに時の流れに身を任せる話でもあります。 死を扱ってるので陽気に楽しめる小説ではないけれど、家族の死を経験してきた人たちには、強い共感を覚えると思う。 立ち直ってたと自分では思っていても、ふとしたきっかけで押し寄せる悲しみに立ち...
身内の死の喪失から立ち直ろうとする家族の物語。 静かに時の流れに身を任せる話でもあります。 死を扱ってるので陽気に楽しめる小説ではないけれど、家族の死を経験してきた人たちには、強い共感を覚えると思う。 立ち直ってたと自分では思っていても、ふとしたきっかけで押し寄せる悲しみに立ちすくむ。 忘れないし、ときには思い出して振り返りもするけれど。 今は顔を上げて前に進み出す。 読後感の穏やかな物語でした。
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内容事態は、よくありそうな暗い話ですが、文章が綺麗で読んでなぜかゆったり落ち着いた気分になる。最後の海のシーンは、主人公が気持ちを弟とすり合わせてるかのような表現や情景が美しかった
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中短編 2編収録。 「息」 喘息患者の苦しみや、命の脆さを強く感じた。 近しい人を失った家族が、悲しみを乗り越え生きる姿に胸が締め付けられる… ストーリーや登場人物の状況は重く悲しみを感じるが、 暗さに沈まず、 希望や再生の光を見出す。 静かで美しい純文学の魅力に満ちた作品。
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