商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2023/05/23 |
JAN | 9784150709549 |
- 書籍
- 文庫
サン=フォリアン教会の首吊り男 新訳版
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サン=フォリアン教会の首吊り男 新訳版
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商品レビュー
4.4
6件のお客様レビュー
「サン=フォリアン教会の首吊り男」読了しました♪ 駅で出会った不審な男、メグレ警視の勘が何かを察知し尾行を開始、尾行の末、男は自殺…果たしてその理由は… 今作は2023年の春に新訳された物であり、私が前回読んでいた河出作品とは、翻訳者の翻訳の解釈が若干違うのか出版社の違いなのか読...
「サン=フォリアン教会の首吊り男」読了しました♪ 駅で出会った不審な男、メグレ警視の勘が何かを察知し尾行を開始、尾行の末、男は自殺…果たしてその理由は… 今作は2023年の春に新訳された物であり、私が前回読んでいた河出作品とは、翻訳者の翻訳の解釈が若干違うのか出版社の違いなのか読んでいて、どことなく違う物に感じていました それでも、さすがシムノン作品です。全体的な構造は一級品でした✨
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▼メグレを読んでもう三十年くらいになるかと。父親が本棚に河出書房新社のシリーズを数冊おいてあったことが馴れ初め。そう思うと亡父に多謝。以来、断続的になんだかんだ、メグレさんはちょいと気取って言うと自分には不可欠な相棒としてふとしたおりに再読したり。ただ、日本語訳が出てるものを全部...
▼メグレを読んでもう三十年くらいになるかと。父親が本棚に河出書房新社のシリーズを数冊おいてあったことが馴れ初め。そう思うと亡父に多謝。以来、断続的になんだかんだ、メグレさんはちょいと気取って言うと自分には不可欠な相棒としてふとしたおりに再読したり。ただ、日本語訳が出てるものを全部読んではいません。河出書房新社のシリーズは八割ほどは読んでいるかと思いますが。まあでも、まだまだ買い直したり再読したりするでしょう。 ▼パトリス・ルコントがメグレを新たに映画にしたからか、ハヤカワ・ミステリから新訳が3点、嬉しい限り。本作はしかも初読。 ▼メグレシリーズは1930年代から1970年代まであり、30年代のものはその後に比べると、なんというかコリコリしてます(笑)。歯ごたえがある。悪くないです。 ▼解説も面白かった。モーリス・ルブランが、メグレを絶賛したという、など。 ▼読書的には、司馬遼太郎さんの小説も、これまた初恋の人のようなそしていちばんの幼馴染のようなものなんですが(笑)、ここ最近ようやく「街道をゆく」の面白さに開眼して読み進めており、その中で司馬さんが「メグレシリーズがこよなく好きで、全作品を何度も読み返している」という趣旨のことを書いているのを読んで、個人的にしばし呆然とするくらい不思議で、そしてなんだか恥ずかしながら滑稽ながら、胸が熱くなるような感じでした。なんだか出会うはずのない自分の長い長い知人二人が、幼馴染だった、みたいな(笑)。 ※以下ネタバレ※ ▼メグレがたまたま気になった、犯罪の香りがしたみすぼらしい男。尾行。なんと男はホテルの部屋で不可解な自殺をしてしまう‥‥。つまりは10年前のベルギーでの、芸術家気取りの若者たちの狂気の中の殺人事件。遺体は処理して完全犯罪。犯人は自責の念で自殺。ある種の共犯者たちのその後。心をやんでまともな社会生活を送れなかった者と、まっとうに家族を持って社会的に成功した者たちとの間の温度差。唯一の証拠の死者の衣服。たまたまその一人と、運命が錯綜したメグレ。全て最初は謎。そして時効が迫る…。
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新訳続けて出ているのありがたい〜の気持ちで、メグレ警視2作目。 警視、単独で気になる人を外国まで追いかけていったり、かなり自由な印象。組織に属して部下がいるとは思えない、私立探偵のようなフットワークの軽さ。 メグレ警視含めて、主要登場人物たちが贖罪の気持ちに動かされている。 ラストシーンで触れる神の概念は日本人とは違うだろうから、母国語の人たちの受け止めはまた違うのかな?など気になった。
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