サン=フォリアン教会の首吊り男 新訳版 の商品レビュー
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メグレ警視シリーズ。メグレがカバンをすり替えた男が突然の自殺…。はじめから凄い展開。メグレが原因だけど、全然気にしないで外国で捜査しちゃうメグレ…。色々凄い。やっぱりメグレは良いな。ただリュカやジャンヴィエ、ラポワントと言った部下たちとパリでの捜査が好き。もっと新訳出して欲しいな。
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裏表紙のこの(↓)梗概が、なんとも気になる「シチュエーション・パズル」だったので、真相を知りたくて読んだ。コナン君で名前だけは知っているメグレ警視もののほぼ第1作らしい。 “駅の待合室で不審な男を見かけたメグレは、男が大事そうに抱える鞄を自分のものとすり替え、彼を尾行し始める。だが、男は鞄がすり替わっていることを知ると、苦悩の表情を浮かべ、拳銃で自殺してしまう。驚いたメグレは鞄を確かめるが、入っていたのは着古された洋服だけだった。奇妙な事件の捜査に当たるメグレは、男の哀切な過去と事件の陰にちらつく異様な首吊り男の絵の真相へと近づいていくが・・・。” ラストシーンで、ミステリーものとしてはまさかの、「犯人を捕まえない」というオチに驚いた。 殺人者は既に自殺していて、残る未決犯罪は死体遺棄罪だけだし、元はと言えば、メグレ警視が、被わしいとはいえその時点では一般市民に過ぎない人物のカバンをすり替えるという違法捜査をやったことが引き金である以上、不問に付す、という人情裁きは分からんではないけれど、やっぱりご法度でしょうかねえ。。
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メグレですよ、メグレ 新訳で読めるようになったのはありがたや〜 メグレと言えば、人情派刑事としてみんな大好きなわけですが、この『Le pendu de Saint-Pholien』は初期作品ながら、その人情派ぶりが爆発している傑作です ……藤田まこと?それは純情派だし古いし ...
メグレですよ、メグレ 新訳で読めるようになったのはありがたや〜 メグレと言えば、人情派刑事としてみんな大好きなわけですが、この『Le pendu de Saint-Pholien』は初期作品ながら、その人情派ぶりが爆発している傑作です ……藤田まこと?それは純情派だし古いし で、この作品の中で、いわゆる「押しボタンのジレンマ」みたいな話がちょっと出てきます 「このボタンを押すと知らない誰かが死んじゃうけど、大金が手に入ります」っていうやつ 聞いたことあるでしょ?押す?押さない? いやいや、押さんでしょ!と思うけど… ちなみにこのネタの元は、SF作家リチャード・マシスンの短編『死を招くボタン・ゲーム』 ある夫婦のもとに「ボタン」が届き、「押せば知らない誰かが死ぬけど5万ドルが手に入る」と言われ、奥さんが押してしまう その後、夫が事故死して保険金を受け取り、「あなたは本当にご主人のことをご存知だったと思いますか?」と電話がかかってくる――という恐ろしい話 恐っ 何が恐いって、このレビューが最後メグレと関係なくなって終わるってことよね
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昔の海外ミステリですけど、新訳版なのでかなり読みやすかった。 シリーズの一作目(諸説あり)らしいですけど、メグレ"警視"なのね、警部かと思ってたわ(某少年探偵漫画のせい) 便宜上はミステリ小説ですけど、人間ドラマ要素の強い警察小説という感じだった。 メグレ警視...
昔の海外ミステリですけど、新訳版なのでかなり読みやすかった。 シリーズの一作目(諸説あり)らしいですけど、メグレ"警視"なのね、警部かと思ってたわ(某少年探偵漫画のせい) 便宜上はミステリ小説ですけど、人間ドラマ要素の強い警察小説という感じだった。 メグレ警視、警視というポジションの割には結構アグレッシブだし、結果オーライだったものの、勝手に鞄すり替えて、そのせいで自殺者出してまうのはなかなかイカれてて笑った。 一応本作は罪の意識に苛まれたせいでメグレが調査始めるから、物語の起点なんだけど、いくらなんでも強引過ぎるような...
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「サン=フォリアン教会の首吊り男」読了しました♪ 駅で出会った不審な男、メグレ警視の勘が何かを察知し尾行を開始、尾行の末、男は自殺…果たしてその理由は… 今作は2023年の春に新訳された物であり、私が前回読んでいた河出作品とは、翻訳者の翻訳の解釈が若干違うのか出版社の違いなのか読...
「サン=フォリアン教会の首吊り男」読了しました♪ 駅で出会った不審な男、メグレ警視の勘が何かを察知し尾行を開始、尾行の末、男は自殺…果たしてその理由は… 今作は2023年の春に新訳された物であり、私が前回読んでいた河出作品とは、翻訳者の翻訳の解釈が若干違うのか出版社の違いなのか読んでいて、どことなく違う物に感じていました それでも、さすがシムノン作品です。全体的な構造は一級品でした✨
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▼メグレを読んでもう三十年くらいになるかと。父親が本棚に河出書房新社のシリーズを数冊おいてあったことが馴れ初め。そう思うと亡父に多謝。以来、断続的になんだかんだ、メグレさんはちょいと気取って言うと自分には不可欠な相棒としてふとしたおりに再読したり。ただ、日本語訳が出てるものを全部...
▼メグレを読んでもう三十年くらいになるかと。父親が本棚に河出書房新社のシリーズを数冊おいてあったことが馴れ初め。そう思うと亡父に多謝。以来、断続的になんだかんだ、メグレさんはちょいと気取って言うと自分には不可欠な相棒としてふとしたおりに再読したり。ただ、日本語訳が出てるものを全部読んではいません。河出書房新社のシリーズは八割ほどは読んでいるかと思いますが。まあでも、まだまだ買い直したり再読したりするでしょう。 ▼パトリス・ルコントがメグレを新たに映画にしたからか、ハヤカワ・ミステリから新訳が3点、嬉しい限り。本作はしかも初読。 ▼メグレシリーズは1930年代から1970年代まであり、30年代のものはその後に比べると、なんというかコリコリしてます(笑)。歯ごたえがある。悪くないです。 ▼解説も面白かった。モーリス・ルブランが、メグレを絶賛したという、など。 ▼読書的には、司馬遼太郎さんの小説も、これまた初恋の人のようなそしていちばんの幼馴染のようなものなんですが(笑)、ここ最近ようやく「街道をゆく」の面白さに開眼して読み進めており、その中で司馬さんが「メグレシリーズがこよなく好きで、全作品を何度も読み返している」という趣旨のことを書いているのを読んで、個人的にしばし呆然とするくらい不思議で、そしてなんだか恥ずかしながら滑稽ながら、胸が熱くなるような感じでした。なんだか出会うはずのない自分の長い長い知人二人が、幼馴染だった、みたいな(笑)。 ※以下ネタバレ※ ▼メグレがたまたま気になった、犯罪の香りがしたみすぼらしい男。尾行。なんと男はホテルの部屋で不可解な自殺をしてしまう‥‥。つまりは10年前のベルギーでの、芸術家気取りの若者たちの狂気の中の殺人事件。遺体は処理して完全犯罪。犯人は自責の念で自殺。ある種の共犯者たちのその後。心をやんでまともな社会生活を送れなかった者と、まっとうに家族を持って社会的に成功した者たちとの間の温度差。唯一の証拠の死者の衣服。たまたまその一人と、運命が錯綜したメグレ。全て最初は謎。そして時効が迫る…。
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新訳続けて出ているのありがたい〜の気持ちで、メグレ警視2作目。 警視、単独で気になる人を外国まで追いかけていったり、かなり自由な印象。組織に属して部下がいるとは思えない、私立探偵のようなフットワークの軽さ。 メグレ警視含めて、主要登場人物たちが贖罪の気持ちに動かされている。 ラストシーンで触れる神の概念は日本人とは違うだろうから、母国語の人たちの受け止めはまた違うのかな?など気になった。
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はじめ厨二病こじらせたとかTwitterに書いたんだけど、終盤のベロワールの話をもう一度読み返したら、確かにそうなのかも知れないけど、それがそれぞれの抱える問題の中で取り憑かれたように本気に受け止める人が出てしまったことなのだろうなと思った。あれはまあ表面的な感想だったと思う。 過去の取り返しのつかない事件をどう乗り越えていくのか?贖罪の手段はそれぞれだとして、表向き平穏そうに生き延びた彼らは生き抜くことで乗り越えようとし、反対にもう一方の彼らは破滅が贖罪になってしまったのかな?破滅を選んだわけではなくても、自然とそちらに向かうように選び取ってしまっていた。人を殺すことなんかよりその後の方が難しい命題なのだと思う。 凝った話ではないけど、シムノンの人の描き方は鋭い。どの時代でも受け入れられるものだと思う。奇抜さが好まれるこの世の中にも、このお話の彼等のような人間はでてくるのではないでしょうかね。
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不審な男を尾行していたメグレは、男の荷物をすり替えた。そのことに気づいた男は自殺してしまう。自殺した男の荷物を巡る物語→ めちゃくちゃ個人的な感想だし異論は認めるんだけど、私的にはドストエフスキーの「罪と罰」に似た感覚を受けるお話。 ラスコーリニコフがおる……と思いながらクライ...
不審な男を尾行していたメグレは、男の荷物をすり替えた。そのことに気づいた男は自殺してしまう。自殺した男の荷物を巡る物語→ めちゃくちゃ個人的な感想だし異論は認めるんだけど、私的にはドストエフスキーの「罪と罰」に似た感覚を受けるお話。 ラスコーリニコフがおる……と思いながらクライマックス読んでました。なんとまぁ。 ミステリというよりは、人間ドラマなんだよなぁ。味わい深い。 シムノンのミステリって、「どんでん返しうはー!」「この謎どうなる??」みたいなんじゃなくて、こう、切なさや苦しさを感じるんよね。特にこの話はそう。苦しい。 あ、瀬名秀明氏の解説がとても良いです。わかりやすい。
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出張でベルギーのブリュッセルにいたメグレは不審な男を見かける。男は貧相ななりにもかかわらず3万フランもの大金を郵送した。彼を追い掛けてみることにしたメグレは、途中、彼のトランクケースをすり替えるなどして、ドイツのブレーメンまで来てしまう。宿泊したホテルでトランクをすり替えられた...
出張でベルギーのブリュッセルにいたメグレは不審な男を見かける。男は貧相ななりにもかかわらず3万フランもの大金を郵送した。彼を追い掛けてみることにしたメグレは、途中、彼のトランクケースをすり替えるなどして、ドイツのブレーメンまで来てしまう。宿泊したホテルでトランクをすり替えられたことに気づいた男は、突如ピストル自殺してしまう。それを目撃していたメグレ。「自分は一人の人間を殺してしまった」。彼は何者なのか、なぜ自らの命を絶ってしまったのか、メグレは彼の足取りを捜査していく。 とても魅力的な幕開け。 死んだ男の身元が割れ、彼の妻などから彼の生活や性格などが徐々に明らかになっていく。そしてなぜかメグレの捜査に馴れ馴れしく近づく男や、彼との関わりを否定する男など。果たして…… 最近刊行された「メグレと若い女の死」に続き本書を読んで、メグレものはいわゆる謎解きものではないことがはっきりと分かった。なぜ彼は、彼女は、死ぬことになってしまったのか、そうしたことをしてしまったのか。そうした「なぜ」が、メグレの捜査によって明らかにされていく、そのプロセスに面白みがある。 本書でも、関わった者たちは比較的早い段階で分かるが、過去に何があったのか、終盤に長い告白によりそれが明らかにされる。青春時代のある出来事がそれぞれの人生に影響を及ぼす。とうとう抜け出すことができなかった者、いつまでも引きずる者、何とか新たな生活を築いた者。真実が明らかになったとき、メグレは……。 一気に読める面白さなのだが、若干の疑問。最後に出てくる部屋はそのままの状態だったとのことなのだが、借家なのに長期間そうだったというのはやや不自然ではなかろうか。そうでないとクライマックスの舞台として不十分になったことは分かるが。 また、現在シムノンについての長期連載をしている瀬名英明氏の解説により、フランス警察組織とメグレの所属や位置の関係が理解できた。そこまで正確なことをあまり気にしたことはなかったが、大変ありがたい。
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