商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2023/05/19 |
JAN | 9784087607840 |
- 書籍
- 文庫
恐るべき太陽
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恐るべき太陽
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商品レビュー
3.9
46件のお客様レビュー
【2024年203冊目】 作家を生むための創作合宿――南太平洋仏領ポリネシアのヒバオア島に集められた五人の女達。号令をかけたのは人気ベストセラー作家。島で滞在しながらそれぞれが創作に勤しむだけの理想的な環境。の筈だったのに、参加者の一人が滅多刺しの死体で発見されて――。 外国の...
【2024年203冊目】 作家を生むための創作合宿――南太平洋仏領ポリネシアのヒバオア島に集められた五人の女達。号令をかけたのは人気ベストセラー作家。島で滞在しながらそれぞれが創作に勤しむだけの理想的な環境。の筈だったのに、参加者の一人が滅多刺しの死体で発見されて――。 外国の小説というのは翻訳されていても、日本の小説とは全く文体も、リズムも違うので、初めて読む方は戸惑うのではと思います。訳者によっても読みやすさは大いに異なるのですが本作は読みやすいので安心できますし、異国のリズム感を楽しめます。 明示されているようで隠されているようにしか思えない真実に翻弄されっぱなしでした。ミステリーに慣れた読者でも疑いはしても確信はできず、終始居心地の悪さを感じることになるのではないでしょうか。 謎解きは結構明白にされるので、ややこしい設定でもちゃんと理解できますご安心を。信じたり疑ったり、読みながらも一緒に推理できる小説で楽しいと思います。 唯一私的に混乱したのは名前。カタカナに弱いので、適宜登場人物一覧に戻りながら読みました。
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南洋の島で開かれる創作アトリエに参加したベストセラー作家と作家志望の五人の女性。しかし五人に課題を残して作家は失踪、やがて殺人事件が起こる。明るい印象のリゾート地だし実は無人島ではないし、だけれどやはり孤島ミステリの風格がある、スリリングなミステリです。 「語りにして騙りのミステ...
南洋の島で開かれる創作アトリエに参加したベストセラー作家と作家志望の五人の女性。しかし五人に課題を残して作家は失踪、やがて殺人事件が起こる。明るい印象のリゾート地だし実は無人島ではないし、だけれどやはり孤島ミステリの風格がある、スリリングなミステリです。 「語りにして騙りのミステリ」とはなるほど。叙述ミステリーの巨匠って、それはもうネタバレでは、という気もしなくもないけれど、だからといって見抜けはしません。参加者が一人減り二人減り、最後の二人になってからでも「え?」と驚かされます。うわ、そういうことか~。そして真相を知ってからもう一度各ポイントをチェック。ううむ、お見事。 物語としてのラストもちょっと素敵。参加者たちが遺した「死ぬまでにわたしがしたいのは」が、切ないながらも少しの優しさをもって思い起こされるのにほろりとしました。死んでしまってからなんだけれど、少しは叶ってるんですよね……。
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騙された〜〜〜 解説を読むと「ああ確かに!あそこはちょっと違和感あったわ」ってなるけど、本編読んでる間はわからないよね〜 でも、だから何?とは思う。うわ〜騙された〜ってなって終わり。
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