商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2023/02/28 |
JAN | 9784797674262 |
- 書籍
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イタリア暮らし
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イタリア暮らし
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3.6
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内田洋子さんの四十年を超えたイタリアの暮らし。 私も内田洋子さんを長い間追いかけてきた。 エッセイからイタリアの歴史を知ることもある。 第1章は タイトルは短く単語のみ。 そこから広がる食と人の物語にため息が出る。 内田洋子さんのエッセイには常に人がいる。 ページとページの間...
内田洋子さんの四十年を超えたイタリアの暮らし。 私も内田洋子さんを長い間追いかけてきた。 エッセイからイタリアの歴史を知ることもある。 第1章は タイトルは短く単語のみ。 そこから広がる食と人の物語にため息が出る。 内田洋子さんのエッセイには常に人がいる。 ページとページの間から 喧騒が聞こえ美味しそうな匂いが漂ってくる。 叶うならば市場で売っているチーズを食べてみたい。 また、おいしいイタリアを届けてほしい。
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「できるだけ行きにくいところを目指し、知られていない光景を探し出す。今までも、そしてこれからもイタリアを訪れることはないだろう人たちへ、自分が代わりにとびきりの眺めを切り取ってくる。その場にいっしょにいるかのように、音や匂い、木影や日向の温もりを感じてもらえるように伝えよう。そう...
「できるだけ行きにくいところを目指し、知られていない光景を探し出す。今までも、そしてこれからもイタリアを訪れることはないだろう人たちへ、自分が代わりにとびきりの眺めを切り取ってくる。その場にいっしょにいるかのように、音や匂い、木影や日向の温もりを感じてもらえるように伝えよう。そういう報道もあっていいのではないか」(あとがきより抜粋) その言葉どおりの本だった。 イタリアの街角のバールのざわめき、エスプレッソの香りやミラノの冬の寒さ、聖堂の鐘の音、農村の乾いた空気と出来立てのチーズ、干潟の満ち引き、そういう一つ一つが目に浮かぶだけじゃなくて擬似体験したような感覚になった。 ミラノもヴェネツィアも行ったことはあっても同じようには書けない。ジャーナリストの力のおかげで、経験していないイタリアの日常の景色や、会ったことのないはずの人たちが夏休みの思い出になった。
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内田洋子さんの本は、上質な絵画を観ているかのよう。 物語かと思うほど情景や人が美しく、読みながらうっとりする。 通勤電車ではなく、新宿御苑でレジャーシート引いて、美味しいカフェラテを飲みながら、ゴロゴロしながら読んだらさぞ素敵だったはず。 秋にぴったり。夏に読んだら夏にぴった...
内田洋子さんの本は、上質な絵画を観ているかのよう。 物語かと思うほど情景や人が美しく、読みながらうっとりする。 通勤電車ではなく、新宿御苑でレジャーシート引いて、美味しいカフェラテを飲みながら、ゴロゴロしながら読んだらさぞ素敵だったはず。 秋にぴったり。夏に読んだら夏にぴったり。 電車のアナウンスやベルでハッと気づいて現実世界に戻ってくると、自分の生活のガヤガヤやセカセカが際立ち、本当に同じ世界の生活の話?と信じがたくなる。 あとがきにある通り、イタリアの「音や匂い、木陰や日向の温もり」を感じ、「とびきりの眺め」に出会える、良質な一冊。
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