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他者との共生はいかに可能か マルクス・アウレリウス自省録
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他者との共生はいかに可能か マルクス・アウレリウス自省録

岸見一郎(著者)

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他者との共生はいかに可能か マルクス・アウレリウス自省録

1,155

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 NHK出版
発売年月日 2023/02/25
JAN 9784140819326

他者との共生はいかに可能か

¥1,155

商品レビュー

3.9

17件のお客様レビュー

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2025/09/25

SNSで『自省録』が紹介されているのを見て読んでみたいと思ったが、その前に一度手助けとなるような本を読みたくて選んだ。 全く知識がない状態で読んだが、マルクス・アウレリウスがどのような人生を辿り、どういう状況で『自省録』を書いたのか、ざっくりと知ることができて良かった。 『自省録...

SNSで『自省録』が紹介されているのを見て読んでみたいと思ったが、その前に一度手助けとなるような本を読みたくて選んだ。 全く知識がない状態で読んだが、マルクス・アウレリウスがどのような人生を辿り、どういう状況で『自省録』を書いたのか、ざっくりと知ることができて良かった。 『自省録』を読むのがさらに楽しみになった。

Posted by ブクログ

2025/09/12

2世紀のローマ皇帝であり哲学者でもあったマルクス・アウレリウスの『自省録』を、『嫌われる勇気』の著者・岸見先生がアドラー心理学の視点から解説した一冊。 皇帝でありながら哲学を求め続けたアウレリウスの内省は、もともと誰かに読ませるためではなく、自らを律するために綴られたものでした...

2世紀のローマ皇帝であり哲学者でもあったマルクス・アウレリウスの『自省録』を、『嫌われる勇気』の著者・岸見先生がアドラー心理学の視点から解説した一冊。 皇帝でありながら哲学を求め続けたアウレリウスの内省は、もともと誰かに読ませるためではなく、自らを律するために綴られたものでした。その言葉からは「幸福は自分の心のあり方次第である」という強いメッセージが伝わってきます。地位や肩書きが人の価値を決めるのではなく、また他者の言動が直接自分を傷つけるのではなく、苦悩は自分の内なる判断から生じるのだという指摘は深く心に残りました。 また、他者を「同胞」として見ることの大切さや、怒りや憎しみから自由になることの重要性も繰り返し語られています。人は無知ゆえに過ちを犯すのであり、それを理解すれば寛容さや共生の姿勢が生まれるのだと説く言葉には、現代社会に通じる力強さがあります。日々の忙しさや人間関係の悩みの中でも、アウレリウスの哲学は心の安らぎと指針を与えてくれると感じました。

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2025/09/05

この本は、マルクス・アウレリウスの『自省録』をもとに、「他者と共生するために自分は何を大切にすべきか」を問いかけながら書かれている。アドラーなど他の思想も取り入れつつ、わかりやすく解説されていて、読みながらすっと理解できた。 特に印象に残ったのは、第2章での「他者との共生」の話...

この本は、マルクス・アウレリウスの『自省録』をもとに、「他者と共生するために自分は何を大切にすべきか」を問いかけながら書かれている。アドラーなど他の思想も取り入れつつ、わかりやすく解説されていて、読みながらすっと理解できた。 特に印象に残ったのは、第2章での「他者との共生」の話。具体的には 1. 他者と共生する理由 2. 無知から生まれる過ちへの向き合い方 3. 怒りから解放されることの重要性 の三つの視点でまとめられている。 とくに「怒りから解放されること」の話は理解できた。でも本書では「怒りは善ではないことを真に知ることで自由になれる」としているけど、正直、今みたいにポピュリズムが広がっている社会で、これを多くの人に理解してもらうのは難しい気がする。個人的には、草薙龍瞬の『反応しない練習』にある「怒りに反応しない」という考え方のほうが、しっくりきた。 全体として、この本は自分を振り返りながら他者との関係を考えるきっかけになる一冊だった。読んでいると、自分の心の持ち方や人との向き合い方を自然に考えさせられる。

Posted by ブクログ