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藩邸差配役日日控
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藩邸差配役日日控
¥1,925
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商品レビュー
4.1
38件のお客様レビュー
藩邸の差配役…読んでみると、会社の総務課のようなイメージでした。 五郎兵衛が、実直にお勤めしていて静かで温かい雰囲気の中に小さな笑いあり、ちょっと不穏な動きもあり。 ぐいぐい引き込まれる感じではありませんが、花や虫、自然の描写も美しく、楽しんで読みました。 これはシリーズものに...
藩邸の差配役…読んでみると、会社の総務課のようなイメージでした。 五郎兵衛が、実直にお勤めしていて静かで温かい雰囲気の中に小さな笑いあり、ちょっと不穏な動きもあり。 ぐいぐい引き込まれる感じではありませんが、花や虫、自然の描写も美しく、楽しんで読みました。 これはシリーズものになりそうな作品です。 この作家さんは野鳥好きですね。 小説で、頬白や山雀の名前が出てくるのは珍しいと思います。 特に気に入った野鳥の描写は 「翡翠(かわせみ)が一羽、五郎兵衛と並んで川面を滑っていく」 ある人を追って懸命に走る五郎兵衛と、並んで滑るように飛んで行くカワセミ…読みながら目に浮かぶようでした。
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祖父と対話している感覚になる。そのぐらい落ち着いていて安心感漂う文章。妻に先立たれ、独り身だが世話する女性がいるという設定にも紳士的かつ、放って置けない雰囲気を醸し出している。3冊とも恋愛にならないのが好感をもてそして老齢感が溢れ祖父に感じるのかも知れない。 この本も文庫になっ...
祖父と対話している感覚になる。そのぐらい落ち着いていて安心感漂う文章。妻に先立たれ、独り身だが世話する女性がいるという設定にも紳士的かつ、放って置けない雰囲気を醸し出している。3冊とも恋愛にならないのが好感をもてそして老齢感が溢れ祖父に感じるのかも知れない。 この本も文庫になったら購入したい
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この作家の作品としては、高瀬、黛家ときて3作目だが、同じ江戸の武士ながらもう少し雑用総務課のような役回りの差配役が主人公。 キャラクターは個性的ではないし、出来事もありきたりな感じながら、それが時代の雰囲気を自然と出しているようで読んでいて心地よい。5つの短編連作になっているが、...
この作家の作品としては、高瀬、黛家ときて3作目だが、同じ江戸の武士ながらもう少し雑用総務課のような役回りの差配役が主人公。 キャラクターは個性的ではないし、出来事もありきたりな感じながら、それが時代の雰囲気を自然と出しているようで読んでいて心地よい。5つの短編連作になっているが、寝る前にひとつ読んでまた翌日という感じで1週間足らずで読了。終わり方もいいので続編にも期待する。 時代風景も描き方もいいが、出てくる料理が実に美味そうで、小料理屋の登美岡には行ってみたくなった。
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