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指導力のある学級担任がやっているたったひとつのこと 真の指導力とリーダーシップを求めるあなたに 学級経営力向上シリーズ
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指導力のある学級担任がやっているたったひとつのこと 真の指導力とリーダーシップを求めるあなたに 学級経営力向上シリーズ

赤坂真二(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 明治図書出版
発売年月日 2023/03/10
JAN 9784184635302

指導力のある学級担任がやっているたったひとつのこと

¥2,310

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2025/10/24

 本書では、5つのことが印象に残った。  一つ目は、「子どもと対等に話し合う」ことの重要性である。ここでは、対等性の基本は、相手を尊重する態度で発言量をコントロールできているか、自己を開き相手を尊重する態度やメッセージを発信できているかなどが挙げられている。どの子どもも、よく話を...

 本書では、5つのことが印象に残った。  一つ目は、「子どもと対等に話し合う」ことの重要性である。ここでは、対等性の基本は、相手を尊重する態度で発言量をコントロールできているか、自己を開き相手を尊重する態度やメッセージを発信できているかなどが挙げられている。どの子どもも、よく話を聴いてほしいと思っているはずである。休み時間になどの空き時間に、子どもとよく話すことこそが、信頼関係構築の第一歩であると改めて思った。また、教師への信頼は、「子どもの世の中とのかかわり方や自己認識とかかわっている」という言葉に大変納得した。  二つ目は、「子どもと本気で接する」ことの重要性である。ここでは、不登校生徒を学校に復帰させた堀川の実践例が紹介されている(不登校生徒を学校に復帰させることが良いか悪いかはここではおいておく)。この実践例では、①自分の家族同様の対応ができるかどうか、②約束したら必ず実行し、できない時は理由を明らかにして謝罪するなど、「本気の大人の姿」を見せることの重要性が示されていた。また、実践の中で堀川が行ったこととして、漫画喫茶に入り浸る不登校生徒に会いに行くことをしていた。これは、伊田(2023)の外的・内的適応の図を参考にすると、活動的不登校に当てはまる。このように、不登校生徒に対する対応には、その子どもの居場所を見つけるところから、打開策を考えていきたい(しかし、ひきこもりの場合は対応が変わるであろう)。   三つ目は、「発達段階による信頼される教師の姿」である。中学生と小学生が信頼する教師像は、安心感があるという面は同じである。しかし、若干の違いがある。小学生では、学校や教室における安心の象徴として、中学生は、内なる不安や葛藤の低減、緩和、そこからの回復の支援者、教師としての役割遂行(悪いことは悪いという、自信を持って指導しているなど)できるなどである。  四つ目は、「アサーションを基盤としたコミュニケーション」である。教師は子どもの不適切な行動などについ指導してしまいがちである(授業中にノートを出さない子どもなど)。無理に言うことを聞かせようとする(短期的には効くが長期的には効かない)のではなく、まずはできることを見つけて一歩ずつ進んで行くことが大切なのである。  五つ目は、「然るべきことを教えてから任せる」である。任せないと育たない、任せるためには教えるべきことがあり、そして、教えるためにはあたためなくてはならないと書かれていた。そのために白松の学級づくりの三領域が大切であるという。   これからのことを意識した上で、子どもたちとしっかり向き合い、学級を経営していきたい。

Posted by ブクログ