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アメリカの夜 インディヴィジュアル・プロジェクション 阿部和重初期代表作 Ⅰ 講談社文庫

阿部和重(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2023/03/15
JAN 9784065305430

アメリカの夜 インディヴィジュアル・プロジェクション

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2024/05/04
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フィクションとして語られることで、事後的に自己が形作られていくが、ではその語る主体とは何なのかということが問題とされているようにも思った。語られる自己は、それがいかに精緻なものであっても、起源を持たないという点では、テクストと同等のものであるのかなと。 あとは、模倣というモチーフが繰り返されているのもおもしろいなと。例えば、「インディヴィジュアル・プロジェクション」で、オヌマは、結果的にマサキと同じこと(養成)を行おうかと考える。映画というメディアと関連づけるなら、演技と模倣がつながっていたりするのかも。

Posted by ブクログ

2023/11/10

英語で言うところの「brainy」、つまり「頭脳派」のたくらみに満ちた小説で実に面白い。が、いまの目で読み返すと疲れるのも確かでそれは実に過度に情報が盛り込まれているからだ(あえて比喩的な表現を使うと、この本を読むと頭の中が「チカチカ」してくる)。それに加えて、著者の思考能力の高...

英語で言うところの「brainy」、つまり「頭脳派」のたくらみに満ちた小説で実に面白い。が、いまの目で読み返すと疲れるのも確かでそれは実に過度に情報が盛り込まれているからだ(あえて比喩的な表現を使うと、この本を読むと頭の中が「チカチカ」してくる)。それに加えて、著者の思考能力の高さゆえか展開がせっかちに変化するのでついていくのが大変でなかなか頭の中を整理するゆとりを与えてくれないという印象をも持つ。いわば著者が大いに学んだと思われる大江・中上や後藤明生、大西巨人の傑作群のコメディの要素を煮詰めたレアな達成

Posted by ブクログ

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