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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2023/02/17 |
JAN | 9784093866729 |
- 書籍
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完全なる白銀
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完全なる白銀
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商品レビュー
3.9
35件のお客様レビュー
冬山の本だったらラッキーと読み始めたら、ガッツリ冬山、しかもデナリ。 ただ、登山本というよりストーリー重視。 登山にリアリティがないのはご愛嬌。(たぶん私が過酷な登山家の本を読みすぎのせい) 私よりもう少し下の世代の話で、親に結婚をせっつかれてとか、女だからみたいなのはベタすぎ...
冬山の本だったらラッキーと読み始めたら、ガッツリ冬山、しかもデナリ。 ただ、登山本というよりストーリー重視。 登山にリアリティがないのはご愛嬌。(たぶん私が過酷な登山家の本を読みすぎのせい) 私よりもう少し下の世代の話で、親に結婚をせっつかれてとか、女だからみたいなのはベタすぎ、かつ男の人から見た上っ面な感じに思えてしまった。 最近読んだ角田光代さんの母娘の描写が秀逸すぎたからだろうけど。 最後は引っ張った割によくわからなかった。でも久々ガッツリ登山が出てくる本を読めてよかったです。 最後は
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ノンフィクションかと思うほど、登場人物の個性がよく伝わってきました。特に、リタの強さと孤独を感じました。アラスカにはもちろん行ったことはありませんが、写真は見たことがあります。地球温暖化を防ぐために、出来ることをやっていこうと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読みやすく一気に読めた 過去と現在を絡めながら展開 デナリ山頂まで辿り着けるかドキドキだった 柏木の言葉は心に響く リタが登ったのは偽の山頂(フェイクピーク) 完全なる白銀(パーフェクトシルバー) 写真は時として肉眼では見えないものまで使い手に見せてしまう 一歩進むごとに五感が研ぎ澄まされていく キギクタアミウト 島の人々 人間は物を見る時、前後の出来事ち関連付ける癖がある。だから、ほんのわずかな奇跡を、起らなかったものとして見落としてしまう。でもカメラは違う。一瞬を永遠に記録する。だからこそ写真を撮る意味がある。 恐怖は乗り越えられない。恐怖を推進力に変換することはできる 死なないために全力をだせ 目に見えるものなんか世界のほんの一部だ。幽霊も目に見えないが、写真には現れる。 リタが戦う相手は冬山だけではない。人種への差別意識も、強大な敵だった。 自然を撮りたいなら、自然に飛び込まないと一生撮れない 命を捨てることは簡単。 難しのは、何があっても生き延びようとすること 山を登るということは、強制的に自分をさらけ出すことなのかもしれない。だからこそ、真に山頂を目指す人間にしか。そこに辿り着くことはできない。 生きている者たちの世界と、ここではない世界が出会うその瞬間、二つの世界を包み込む閃光。それこそが、完全なる白銀だった。
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