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少年と犬
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少年と犬

馳星周(著者)

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少年と犬

¥858

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2023/04/05
JAN 9784167920210

少年と犬

¥858

商品レビュー

4.2

196件のお客様レビュー

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2024/06/04

私も昔飼っていた犬に、失恋や辛いことがあるたびに話を聞いてもらったりしていたことを思い出した。何か気の利く返事をしてくれたりするわけでもなく、ただただそばでじっと私に撫でられてるだけなのに、なぜか話すとスッキリして癒されていたなあ。 犬の持つ神秘な力、人間との絆、なのかな。 犬...

私も昔飼っていた犬に、失恋や辛いことがあるたびに話を聞いてもらったりしていたことを思い出した。何か気の利く返事をしてくれたりするわけでもなく、ただただそばでじっと私に撫でられてるだけなのに、なぜか話すとスッキリして癒されていたなあ。 犬の持つ神秘な力、人間との絆、なのかな。 犬を飼ったことのある人ならきっと同じように感じるのではないかと思わせる作品。 しばらく犬を飼っていないが、多聞のような人を一心に想ってれる犬に出会ってみたいと思う。

Posted by ブクログ

2024/05/30

心の独り言を聞いてやって来た多聞。独り言が多聞への語りになり、やがて言葉を紡ぎ出す。 いい本でした。

Posted by ブクログ

2024/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

多聞という犬が、3.11の震災場所から遠くどこかを目指し日本をほぼ横断する。その中で様々な人と出会う。彼らは「死」を匂わせる人々だった。 そして出会う。大切な人に。最後は涙無くしては読めない。 私は昔から動物と一緒で動物と暮らしてなかった時期などなかった。だからか、この話に出てくる多聞の不思議な人を見透かすような、心を理解するような行動はよく理解できる。 動物には不思議な力がある。これは確かであると思う。それが小動物だからとか犬だからとかは関係がなく。手を失ったハムスターの子は名前を呼べば必ず出てきてくれて、私が辛くて苦しい時は犬や猫たちが癒してくれる。そばにいるときもあれば離れて見守ることもある。兎の子は十何年も生きて立派に老衰してくれた。 人と動物の絆は深いものだ。我々ももらってばかりではいけない。彼らにきちんと応えたい。 この物語はそれをグサリと感じさせてくれた。多聞に私も感謝がしたい。これからも大切な子たちを守っていきたいと思う。

Posted by ブクログ

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