隊長のザクさん(2) 「機動戦士ガンダムさん」より 角川Cエース

大和田秀樹(著者), 矢立肇, 富野由悠季

• 販売会社／発売会社: KADOKAWA
• 発売年月日: 2023/02/24
• JAN: 9784041135846

商品レビュー

2023/09/23

「隊長のザクさん」2巻。なんとソロモン司令になってしまいました。ガンダム撃退という功績は流石に大きい。と出世に喜ぶ暇もなく、地上方面軍への異動命令。

理由？バカッターで炎上したから。雑誌掲載時の時事ネタですね、アイスケースに入ってるので。ただ、この時事ネタ風化しているよなぁ、と思えない世相が悲しい。SNSのおでんやスシローのような炎上は、10年周期で起きるような気がしてならない。忘れた頃に次の世代の事件が起きるという、過去から学習できない10年周期。
やだねー。

地上へ左遷させられたザクさん。彼が出会ったのはモビルワーカーにアッガイの兄妹と、連邦のジム。
アッガイ兄妹のエピソードが、ミハルのそれでなかなか心を打つものがある。帰ってこないミハルを待ち続けているあの二人と思うと、ね。小説版では、ミハルの弟も妹も悲しい結末を迎えるので、こちらには備ってほしくないところです。
ギャグ漫画内の作中劇なのに、重めなんだよな2巻収録のザクさん。戦争に振り回される人々の悲しみを描いちゃってる。

ヒートホークって外国人に嫌われるんですよ。
なぜって？ヒートホークだけにOH！NO！（斧）なんつってw

みたいな小噺してくれてていいのに。
それは「ガンダムさん」本編に期待するべきですね。