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室内生活 スローで過剰な読書論 日経ビジネス人文庫
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室内生活 スローで過剰な読書論 日経ビジネス人文庫

楠木建(著者)

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室内生活 スローで過剰な読書論 日経ビジネス人文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日経BP/日経BPマーケティン
発売年月日 2023/02/01
JAN 9784296116997

室内生活 スローで過剰な読書論

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商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2025/04/27
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経営学者である著者による書評集。経営に関する書籍だけでなく、その他様々なジャンルのインプットが、彼によるアウトプット(経営論?)に繋がっているのが興味深い。どのような領域であれ、物事は因果でつながっており、その因果を他に転用することで事象を理解したり、新たな解釈を付与することができるのだなと改めて。 ではその優れたストーリーはどのようにすれば作られるのか。著者は他の著作にて「センス」と喝破するが、個人的にはもう少し体系化/類型化できる余地は残されているのでは?と感じる(もちろん、最後はセンスという定型化しづらい変数が効くことには同意。でないと面白味がない)。各人がどのようにストーリーを着想し、実践してきたのか、その具体例から学び、「ようはこういうことだ」と抽象化を繰り返す中で、自分なりの着想を得ていきたいと思う。 特に印象に残った箇所は以下 ・「とことんこだわる→(そのために)することを減らす」ではなく、「することを減らす→(だから)とことんこだわる(ことが可能になる)のである。裏を返せば、まずすることを減らし仕事を重点化しなければ、なかなかこだわりを持てないのが人間の本性だということだ」(p.81~82) ・二流の経営者は「具体」の地平をひたすら右往左往する。これに対して、一流の経営者は「ようするにこういうことだ」という一段抽象化された論理を豊かにもっている。頭の中にある、日々の具体から練り上げられた「論理の引き出し」が充実している(p.138) ・平たく言えば「何が良いかが変わる」、これが非連続性であり、イノベーションの本質ということになる。イノベーションの和訳語としては「革新」が定着しているけれども、「路線転換」とか「新機軸」といったほうがよりしっくりくる(p.176~177) ・優れたストーリーは、さまざまな戦略の構成要素を一貫した因果論理でつなげる。因果論理の一貫性には「強さ」「太さ」「長さ」の三つの要素がある。ストーリーの津よあとは因果関係の蓋然性の高さ、太さとは構成要素の間をつなぐ因果関係の数の多さ、長さとはストーリーの拡張性をそれぞれ意味している。「強くて太くて長い」ほど、筋の良いストーリーだといえる(p.216) ・文章がいい。「欲望に対する速度が遅いこと」。これが「品格」という言葉の最上の定義だと思うのだが、筆者の文章にはまことに品がある(p.293) ・経営はあくまでも「論理的なアート」でなければならない。論理に貫かれたアートでなければ人はついてこないし、会社は動かせない(p.337) ・私見では、創造的な仕事をしている人ほどルーティンを大切にしている。仕事がダイナミックで非定型的だからこそ、変わらず安定した土台が必要となる(p.381) ・良い本といえば、『あなたの人生の意味』は絶対の名著。「小さな私」と「大きな私」という二つの文化類型の対比を通じてこの数十年の社会変容を見事に描く。かつての謙虚と協調の文化は過去のものとなり。人びとは自分を世界の中心において物事を考えるようになった(p.387)

Posted by ブクログ

2025/02/12

著者は経営学者ということで前半はビジネス書の書評が主。 経営戦略という分野は馴染みがなかったけれど、とてもわかりやすい解説ばかりで気になる本も数冊あった。全然知らないジャンルの書評、出会いや発見が多くて中々楽しい。この著者の他の著作も読んでみたい。 章の途中に挟まるコラムも秀逸で...

著者は経営学者ということで前半はビジネス書の書評が主。 経営戦略という分野は馴染みがなかったけれど、とてもわかりやすい解説ばかりで気になる本も数冊あった。全然知らないジャンルの書評、出会いや発見が多くて中々楽しい。この著者の他の著作も読んでみたい。 章の途中に挟まるコラムも秀逸で、特殊読書という新しい概念を獲得した。「読んで嫌な気分になる著作を読み、その嫌だな〜という感情を楽しむ」そうだ。言葉を選ばずに言うとかなり変態だと思った。

Posted by ブクログ

2024/02/14

様々なジャンルの書評が一気に読める。それ以外に著者がいかに本好きかと言う事が伝わってきてとても共感できて良い。本ほど格安価格で提供される娯楽はないと言う意見には完全に同意する。 書評集なのにヴィトゲンシュタインが全く理解できないと正直に書いている部分も好感がもてる。 最後の書評以...

様々なジャンルの書評が一気に読める。それ以外に著者がいかに本好きかと言う事が伝わってきてとても共感できて良い。本ほど格安価格で提供される娯楽はないと言う意見には完全に同意する。 書評集なのにヴィトゲンシュタインが全く理解できないと正直に書いている部分も好感がもてる。 最後の書評以外の室内生活については流し読みだが、『白い巨塔』はぜひ読みたいと思った。

Posted by ブクログ

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