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うちの父が運転をやめません 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2023/02/24 |
JAN | 9784041128206 |
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うちの父が運転をやめません
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うちの父が運転をやめません
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商品レビュー
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都内に住む猪狩雅志は、妻と高校生の息子との3人暮らし。田舎には高齢の父母が健在で、父親は現役で車の運転をしている。高齢者ドライバーによる交通事故のニュースを見て、父親の運転を止めさせたい、と思うが…。 田舎の父母の生活の様子を見たり、雅志自身の同級生たちの話を聞くうちに、自分...
都内に住む猪狩雅志は、妻と高校生の息子との3人暮らし。田舎には高齢の父母が健在で、父親は現役で車の運転をしている。高齢者ドライバーによる交通事故のニュースを見て、父親の運転を止めさせたい、と思うが…。 田舎の父母の生活の様子を見たり、雅志自身の同級生たちの話を聞くうちに、自分の将来が気になり出して、”田舎の両親と生活する“ために様々な試みを行う。そんな中で、中年となった雅志の『本当の問題』が解決して行く。 羨ましいくらいハッピーエンドの物語だった。
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都会に住む主人公が、田舎に住む高齢の父親の自動車運転を心配して、最終的には田舎に引越して、田舎をまわる移動スーパーを始める話。 私も最近になって、自分の父親と母親の運転を心配し始めている。 私自身は退職をして田舎に戻る選択まではなかなか真似できないと思った。だけど、この本を読ん...
都会に住む主人公が、田舎に住む高齢の父親の自動車運転を心配して、最終的には田舎に引越して、田舎をまわる移動スーパーを始める話。 私も最近になって、自分の父親と母親の運転を心配し始めている。 私自身は退職をして田舎に戻る選択まではなかなか真似できないと思った。だけど、この本を読んで、父親や母親の気持ちも少しわかるようになったと思う。少しでも似た境遇にある方は、サラッと読めるし、読む価値はあると思う。 自動車免許は、現在の高齢者世代にとって(特に男性にとって)家族の中で唯一自分だけが運転できる(た)という「誇りである」というような表現が出てきて、ハッとした。ある意味父親の尊厳だったのだ。そうだったんですね?全然考えたこともなくて、一方的にただただ返納を勧めていた自分を反省。何も寄り添っていなかったな。一方的な主張はただただ反感を強めるだけだ。 あと、若い人は両親が都会に引っ越して来たらいいと簡単に考えがち。しかし、狭い都会のコンクリート生活が、田舎からきた人々にとってどれほど窮屈な思いをさせてしまうものなのか描かれていた。これも考えさせられるエピソードだった。 自分もすぐに高齢者になることを心に留めて、両親の気持ちに寄り添いながら、運転について一緒に考えていく姿勢が大切なのだ。 主人公が移動スーパーを始めて田舎の人たちと交流が深まっていくシーンはたまにほろほろと涙が出た。どんな人でも交流を求めているし、いろんなことを知りたい欲求があるのだ。 高齢者を移動スーパーの助手席に乗せて、仕事をする主人公。いろいろなものを見聞きできて喜ぶ高齢者。助手席に乗る予約をできるノートがある。予約がたくさん入っている。素敵だ。
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都会に住む50代サラリーマンの雅志。 田舎の父が80代を前に事故を起こしかける。 運転せざるを得ない過疎地の高齢者、高校生の息子との不仲等重めのテーマなのにストーリー全体が前向きで面白い。垣谷さんらしい考えさせられるけど暗くならない内容。
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