商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 亜紀書房 |
| 発売年月日 | 2023/01/21 |
| JAN | 9784750517803 |
- 書籍
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明るい夜
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明るい夜
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商品レビュー
4.3
11件のお客様レビュー
たいへんよかった。今年のK-BOOKフェスティバルに備えて読んだ小説のなかで最も感動した。私小説らしいのだが、しかし、女性四代の家族史であり、大河小説である。韓国の近代史の縮図でもあり、静かに立ち上がるフェミニズムを描いている。登場人物が多いので、韓国人の名前を覚えられない人は、...
たいへんよかった。今年のK-BOOKフェスティバルに備えて読んだ小説のなかで最も感動した。私小説らしいのだが、しかし、女性四代の家族史であり、大河小説である。韓国の近代史の縮図でもあり、静かに立ち上がるフェミニズムを描いている。登場人物が多いので、韓国人の名前を覚えられない人は、メモを取って人物関係を整理確認しながら、読んでいくとよい。フェスの前に読了できず、良書であると確信する前だったので、サイン会に参加して著者にサインをいただかなかったことがまことに残念である。
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※このレビューにはネタバレを含みます
日本の統治下にあった時代、そして朝鮮戦争を生きて命を繋いできた女四代の物語。 弱い立場に置かれた女性たちの苦しみが直に伝わってくるようで、私も苦しかった。何度も憤り、悲しみ、時には目を潤ませながらの読書となった。 被差別民や男尊女卑のさまざまなエピソードを読むと、日本のそれととても似ていると思った。差別や偏見をなくすように努力し続けていくことが大事であり、こうやって小説の中で語られることには大きな意味がある。 怒りの矛先を間違い、虐げられている人同士でぶつかり合うことはよくあることなのかもしれない。自分のことを諦めたつもりでも、溜め続けた負の感情は死ぬまで重い荷物となって離れないのだろう。いつかはそれをおろさなければ望むところには行けないし、周りの人々を傷つけることにもなるのだなと思った。 もう修復不可能なのではないかと思ったけれど、主人公をきっかけにして少しずつ氷解していくのを祈るようにして見守った。生きていれば回復もできるという希望が見えてホッとした。 大事な思い出を抱えて人は出会いと別れを繰り返している、でも心の底では温かい気持ちで繋がっていると信じられる、時を超えて生き続ける思いがある、そんな物語だった。 特にミョンスクおばあちゃんのエピソードが切なかった。
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歴史の流れを感じさせる壮大な話だった。韓国にも身分制度があったとは、どこの国でも人は同じようなことを考えるのだな。朝鮮戦争の当時のことをもっと知りたいと思った。男尊女卑の文化は、かなり根深そう。また母と娘は難しいことも描かれていた。これも万国共通
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