商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 国書刊行会 |
発売年月日 | 2022/12/27 |
JAN | 9784336074041 |
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東西冷戦が続く時代。国境付近に設置された西側の極秘研究所で爆発が起き、いち早く駆けつけた東側のエージェントに責任者の物理学者が連れ去られる。外交努力の末、帰還した博士は、体の半分以上が機械化されていた。この人(?)は本当に、連れ去られた博士本人なのか。様々な実験、検証。過去の恋人...
東西冷戦が続く時代。国境付近に設置された西側の極秘研究所で爆発が起き、いち早く駆けつけた東側のエージェントに責任者の物理学者が連れ去られる。外交努力の末、帰還した博士は、体の半分以上が機械化されていた。この人(?)は本当に、連れ去られた博士本人なのか。様々な実験、検証。過去の恋人や恩師との再会などを経て、最終的に博士(?)は意外な選択をする。そして、このカラクリを知る東側の諜報部員の意図とは。自分が誰であるかをどう証明するのか、一市民ではあるが、自分にこんなことが起こったらと思うと結構恐ろしい。博士の最終選択、とても興味深い。
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事故で顔や片手などを失い、収容されたソ連側の病院でサイボーグ化した研究者の男。彼が連合国側に戻ってきた。しかし、彼は本物か?スパイによるなりすましか? SF小説というよりミステリー小説に近いかな。スパイかもしれないので、かつての研究は中止となり、監視下に置かれる。それでも彼は若い...
事故で顔や片手などを失い、収容されたソ連側の病院でサイボーグ化した研究者の男。彼が連合国側に戻ってきた。しかし、彼は本物か?スパイによるなりすましか? SF小説というよりミステリー小説に近いかな。スパイかもしれないので、かつての研究は中止となり、監視下に置かれる。それでも彼は若い頃の恋愛話も含め、自分探しをする。彼がどこまで自己の体について認識しているのか?やや曖昧なところがあるが、それがストーリーの曖昧さともシンクロし、曖昧な終わり方に行き着く。
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苦手のSFながら、面白さがぐいぐい高まって、最後は右中間にお売り出された感覚に終わる。 しかし、絶妙な哲学的な感覚も抱いた・・自分は誰、お前は一体?? 奇想天外読み物として発刊された原作は、1958年刊行・・30年後を睨む近未来SFとして著された。 がしかし、新たな緊張にある現代...
苦手のSFながら、面白さがぐいぐい高まって、最後は右中間にお売り出された感覚に終わる。 しかし、絶妙な哲学的な感覚も抱いた・・自分は誰、お前は一体?? 奇想天外読み物として発刊された原作は、1958年刊行・・30年後を睨む近未来SFとして著された。 がしかし、新たな緊張にある現代では、一笑にふせないリアルスリラー的。 ソビエト連邦、KGB変わってロシア連邦というコアが引き継がれた東の雄と米との空気感もあって冷え冷えとしつつも結論が見えない読後となった。
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