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靴に棲む老婆 新訳版 ハヤカワ・ミステリ文庫

エラリー・クイーン(著者), 越前敏弥(訳者)

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¥1,650

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2022/12/21
JAN 9784150701567

靴に棲む老婆 新訳版

¥1,650

商品レビュー

4.3

11件のお客様レビュー

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2024/02/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

クイーンを語れるほど読んでるわけではない、というひとの感想。コミカルな要素がたくさんあって、テンポよく、面白かった。変人を変人と最後まで書き切ったし、変人だなと受け入れられるほどの描写もあったので、読んでる側の納得感もあった。 とある殺人事件のお話を途中で投げ出し中なのですが、人物描写や劇場感はこちらの方が好みかなとは思いました。変人一家は同じなんですが、人物側の描写が足りてないのか。そちらもいずれ読みますが。 嵌められた人物の言動と結末、ああ、そうか、だから真っ白になってしまったのね、と。真相を知ればなるほど、とても巧妙でした! なんとなくエラリィが得した感もないわけではなく。いずれにせよ、展開の割に後味はそこまで悪くない不思議。

Posted by ブクログ

2023/09/16

ライツヴィルものが不評かもしれないという可能性も考え、書かれた作品とは。という事でいつもの面々も登場。 また、ラジオドラマ版との連携も考え、他の作品よりもやや幼く感じるエラリィのキャラクター(ライツヴィルものとはがらっと変わっている)、そこにしか出てこない女性秘書の過去が盛り込ま...

ライツヴィルものが不評かもしれないという可能性も考え、書かれた作品とは。という事でいつもの面々も登場。 また、ラジオドラマ版との連携も考え、他の作品よりもやや幼く感じるエラリィのキャラクター(ライツヴィルものとはがらっと変わっている)、そこにしか出てこない女性秘書の過去が盛り込まれている。 探偵や警察の前で堂々と殺人が起きてしまうという異色な事件ではあるが、最後の最後にどんでん返しに次ぐ更なるどんでん返しが待ち受けている。

Posted by ブクログ

2023/06/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私はクイーンが1番好きだ。作家全体の中でも1番かもしれないほど好きだ。 入りの小難しい描写はもう"クイーンみ"としてクセになっているし、殺人の不可解さも絶妙な加減の謎もたまらない。複雑にしましたというだけでない、シンプルながら解けそうにない謎というのがクイーンの魅力だ。 然して、今作は本格ミステリとしてあっと驚かされる難解さではない。それで言うならXの悲劇やギリシャ棺の秘密に比肩するものはないだろう。 言ってしまえば、クイーン作品はおや?と思う部分が存在することが多い。災厄の町なんか、エラリイが気づかないことが不思議でならなかったほどだ。それに「なんでやねん」と突っ込みたくなるような失敗もあったりする。もっとしっかりしてれば殺させずに済んだだろうと思うようなこともままある。しかしそれでも、謎としての完成度の高さには感嘆させられる。私が違和感を覚えたところのほか、それ以外のとっかかりから真実を手繰り寄せていく過程の鮮やかさには舌を巻く。論理的かつ芸術的なミステリなのだ、クイーンは。 後日談は正直蛇足というか、中途半端な恋愛描写で私は首を傾げた。だって昨日まで「知人の婚約者」だった女の子をねえ?ニッキー、いや、うん… というのは置いておいて、3時間ほどで読了。クイーンは本当に面白い。濃密で芸術的な論理のミステリだった。 にしてもミステリ諸君は本当にマザーグースがお好き

Posted by ブクログ

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