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靴に棲む老婆 新訳版 の商品レビュー

4.2

18件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

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2025/10/02

創元推理文庫から生者と死者ととして刊行されていたが長年手に入らなかった。ずっと読みたいなぁとおもっていたのでハヤカワ推理文庫から出たのを知って直ぐかいました。

Posted byブクログ

2025/08/17

間違いなくクイーン作品の中でも最高傑作と呼べるものの一つと言える。トリックはもちろんのこと、災厄の町から始まるこのシリーズの中でもとりわけ国名シリーズの雰囲気が強く、そういった点でもかなり好きな作品である。独特な一家が関わるライツヴィルらしさとエラリーとクイーン警視、ヴェリー部長...

間違いなくクイーン作品の中でも最高傑作と呼べるものの一つと言える。トリックはもちろんのこと、災厄の町から始まるこのシリーズの中でもとりわけ国名シリーズの雰囲気が強く、そういった点でもかなり好きな作品である。独特な一家が関わるライツヴィルらしさとエラリーとクイーン警視、ヴェリー部長刑事が全面に活躍する国名シリーズらしさのいいとこ取りのような印象を受けた。

Posted byブクログ

2025/07/19
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決闘の介添人を頼まれたエラリーは、銃の実弾を空砲にすり替えることで流血沙汰を回避しようとする。しかし何者かによって再び実弾にすり替えられ、片方が死んでしまう。弾丸をすり替えたのは誰なのか。遅々として捜査が進まない中、さらなる事件が発生する。 引き鉄を引いた人間はわかっているのに、被害者を死に至らしめた犯人はわからないという状況が絶妙。登場人物の癖の強さはシリーズ屈指。レギュラーメンバーの警視やヴェリーも大活躍。ヒロインのシーラも、ラスト含めて素晴らしい。 捻れた事実を解きほぐして真実に辿り着く過程が爽快。特に、サーロウのチャーリーに対する「殺してやる」の意味に驚嘆。

Posted byブクログ

2025/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

また日本人には馴染みの薄いマザーグースの歌になぞらえた殺人ネタかと思いながら読み始めたものの、今回歌はそこまで重要では無かったので読みやすかった。(分かった方が中盤なんかは面白いのだろうが、分からなくても真相的に問題なし) また、おかしな家族の話なのでYの悲劇を思い出しつつ、キャラクターが分かりやすくて良い。 靴の像の前で決闘する画というのもシュールだが、エラリー含め何人も立ち会っている最中、普通に射殺されて死んだが犯人が分からないという(弾を抜いたはずなのに誰かがいれた)若干捻った事件も面白い。 落ちは2段構えで、結婚式の最中にエラリーが気づいて中断させるのもドラマ的な演出で、〆は新しい人生、新しい名前、これからもよろしくエラリー!と、ハッピーエンドな感じ。

Posted byブクログ

2024/11/17

靴の製造で財を成した、激しい気性のポッツ夫人。彼女の子供は3人は変人で3人はまとも。 ある日兄弟同士で決闘騒ぎが起き、エラリイは愚行を止めようとするが… これは面白い。海外の小説は敬遠しがちだったけど、読みやすく引き込まれた。結末もお見事。

Posted byブクログ

2024/09/22

”<ポッツ靴>はアメリカの靴ーどこでも3ドル99セント” 製靴業で一財産を築いたポッツ家の現当主コーネリア。彼女には2人の夫との間に6年の子供がいた。先夫との間の3人の子はいずれも変人揃い。現夫との間の子、3人はまともであるが、コーネリアからは抑圧されていた。  そんなある日、名...

”<ポッツ靴>はアメリカの靴ーどこでも3ドル99セント” 製靴業で一財産を築いたポッツ家の現当主コーネリア。彼女には2人の夫との間に6年の子供がいた。先夫との間の3人の子はいずれも変人揃い。現夫との間の子、3人はまともであるが、コーネリアからは抑圧されていた。  そんなある日、名誉を傷つけられたとして長男は異父弟に対し、拳銃での決闘を申し込む。彼らと関わることになったエラリーは、実包を空砲とすり替えて重大な結果を回避しようとするのだが、思わぬ事態が生じてしまった。そして更なる悲劇が……というお話。  強圧的な姿勢で家族に臨む女主人と、不満を持ちながらも彼女に逆らうことのできない子どもたち。自分が犯人だと名乗り出た告白状が出てきて、これで一件落着かと思いきや、その告白状の真偽が問題になる。こうして最後の最後までねじれた状況が続く。  第一の真相は分かったが、さらにその奥の真相には驚かされた。エラリーの真相解明に至る推理の道筋が見事。  

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2024/09/16

「マザー・グース」って、軽やかな童謡でも歌詞が結構グロかったりするので、ミステリ史上でも見立て殺人の名作が書かれていますよね。それらの感覚で読んでいくと、途中までそういう見立てをやる狂人は誰なの?ということを気にしながら読み進めます。と、ラストで思いっきりひっくり返されてしまいま...

「マザー・グース」って、軽やかな童謡でも歌詞が結構グロかったりするので、ミステリ史上でも見立て殺人の名作が書かれていますよね。それらの感覚で読んでいくと、途中までそういう見立てをやる狂人は誰なの?ということを気にしながら読み進めます。と、ラストで思いっきりひっくり返されてしまいます。びっくりしたとか、そんなもんじゃない! 昭和の日本人である私は思わず「たたりじゃー!」と叫びます(←嘘です)。印象に残ったのは、やっぱり、複雑な犯罪は正気でほぼ冷静でないと企てられないこと、誰が一番得をするのかを考慮すべきだということ、でした。

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2024/07/07

ピストルによる決闘に立ち会う事になったエラリィ。なんとかやめさせようと策を講じるが、事件は起きてしまう。 マザーグースの歌になぞらえてストーリーが進むので、独特の雰囲気を醸しだしていて、最後までドキドキしました。エラリィの最後の方の行動は、なかなか勇気がいるので私にはできないです...

ピストルによる決闘に立ち会う事になったエラリィ。なんとかやめさせようと策を講じるが、事件は起きてしまう。 マザーグースの歌になぞらえてストーリーが進むので、独特の雰囲気を醸しだしていて、最後までドキドキしました。エラリィの最後の方の行動は、なかなか勇気がいるので私にはできないです。

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2024/02/18
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クイーンを語れるほど読んでるわけではない、というひとの感想。コミカルな要素がたくさんあって、テンポよく、面白かった。変人を変人と最後まで書き切ったし、変人だなと受け入れられるほどの描写もあったので、読んでる側の納得感もあった。 とある殺人事件のお話を途中で投げ出し中なのですが、人物描写や劇場感はこちらの方が好みかなとは思いました。変人一家は同じなんですが、人物側の描写が足りてないのか。そちらもいずれ読みますが。 嵌められた人物の言動と結末、ああ、そうか、だから真っ白になってしまったのね、と。真相を知ればなるほど、とても巧妙でした! なんとなくエラリィが得した感もないわけではなく。いずれにせよ、展開の割に後味はそこまで悪くない不思議。

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2023/06/25
  • ネタバレ

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私はクイーンが1番好きだ。作家全体の中でも1番かもしれないほど好きだ。 入りの小難しい描写はもう"クイーンみ"としてクセになっているし、殺人の不可解さも絶妙な加減の謎もたまらない。複雑にしましたというだけでない、シンプルながら解けそうにない謎というのがクイーンの魅力だ。 然して、今作は本格ミステリとしてあっと驚かされる難解さではない。それで言うならXの悲劇やギリシャ棺の秘密に比肩するものはないだろう。 言ってしまえば、クイーン作品はおや?と思う部分が存在することが多い。災厄の町なんか、エラリイが気づかないことが不思議でならなかったほどだ。それに「なんでやねん」と突っ込みたくなるような失敗もあったりする。もっとしっかりしてれば殺させずに済んだだろうと思うようなこともままある。しかしそれでも、謎としての完成度の高さには感嘆させられる。私が違和感を覚えたところのほか、それ以外のとっかかりから真実を手繰り寄せていく過程の鮮やかさには舌を巻く。論理的かつ芸術的なミステリなのだ、クイーンは。 後日談は正直蛇足というか、中途半端な恋愛描写で私は首を傾げた。だって昨日まで「知人の婚約者」だった女の子をねえ?ニッキー、いや、うん… というのは置いておいて、3時間ほどで読了。クイーンは本当に面白い。濃密で芸術的な論理のミステリだった。 にしてもミステリ諸君は本当にマザーグースがお好き

Posted byブクログ