商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2022/12/21 |
JAN | 9784106038938 |
- 書籍
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文学は予言する
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文学は予言する
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商品レビュー
4.3
8件のお客様レビュー
「ディストピア」「ウーマンフッド」「他者」。 著者がこれまで執筆した書評や時評から浮かび上がってきた三つの大きな主題。それを章タイトルとして意識しながら、大幅に加筆修正をほどこして新たに編まれたのが本書。紹介される作家や作品はカズオ・イシグロや小川洋子、川上美央子など元々大好きで...
「ディストピア」「ウーマンフッド」「他者」。 著者がこれまで執筆した書評や時評から浮かび上がってきた三つの大きな主題。それを章タイトルとして意識しながら、大幅に加筆修正をほどこして新たに編まれたのが本書。紹介される作家や作品はカズオ・イシグロや小川洋子、川上美央子など元々大好きで既読のものも多くあるが、多和田葉子、奥泉光など評判は聞いていても未読だったもの、古典文学、「100分で名著のフェミニズム特集」で初めて知った『侍女の物語』など‥次から次へこれは読まねば!と思わされるものばかり。読書案内としても手元に置いておきたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いや〜おもしろかった! 課題図書として『侍女の物語』を読んでおいて正解だった。 そもそも第一章の「ディストピア」が読みたくて買った本だったのだが、「翻訳」について書かれた部分が本当に勉強になった。蒙を啓かれるとはこのことかと。今まではなんとなく翻訳で読むというのは原文で読む体験に少しは劣るんだろうなとボンヤリ思っていたんだけど、全然そんなことはなく、それどころか翻訳によって新たな価値を得る作品があったり、翻訳は原作から独立した創作物と見る考え方もあったりして、全く翻訳というものをわかっていなかったのだなと感じた。 また、昨今の
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ディストピア、シスターフッド、他者の視点からまとめられた文学論。 散発的な印象はあるが、それがアクチュアルという意味でもあるのだ。 文学、大事だな。 この本のおかげで読みたい本がまた増えた。
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