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国商 最後のフィクサー 葛西敬之
1,980円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2022/12/14 |
JAN | 9784065241271 |
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国商 最後のフィクサー 葛西敬之
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国商 最後のフィクサー 葛西敬之
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商品レビュー
3.4
27件のお客様レビュー
名前しか知らなかったけど、すごい人だった。国の行方もこんな人たちが仕掛けていくんだろうなー。労働問題も改めて根が深い事がわかった。事実は、ニュースだけでは、わからない。
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森功氏、安定のルポルタージュ。 国鉄民営化を成し遂げた伝説的経営者、葛西敬之氏の評伝。 国鉄と言えば最悪の赤字体質と頑強で極左組織と繋がった労働組合の印象が強い。実際本書の前半は新幹線建設をきっかけに雪だるま式に借金が増えた過程と、盗聴スパイなんでもありの壮絶な組合の抵抗に紙幅...
森功氏、安定のルポルタージュ。 国鉄民営化を成し遂げた伝説的経営者、葛西敬之氏の評伝。 国鉄と言えば最悪の赤字体質と頑強で極左組織と繋がった労働組合の印象が強い。実際本書の前半は新幹線建設をきっかけに雪だるま式に借金が増えた過程と、盗聴スパイなんでもありの壮絶な組合の抵抗に紙幅が割かれる。 この経験から葛西が警察官僚を天下りで積極的に迎え入れ、そこから公安とのつながり強め、その保守的な政治思想から安倍政権との距離が縮まり、ついには外部の諮問委員でありながらNHKの人事にまで介入するフィクサーぶりへと話が広がっていく。 天下国家を語ること、マスコミの敵視、アジアの大国としてのプライド(リニアへの執着)。ある意味無敵の「昭和エリート」。 しかし決して体制側だけとは言えない。なにしろあの国鉄を民営化まで引っ張って行ったのだから。 著者も単なる権力の亡者でもなく、清廉な改革派経営者でもない、この独特の人物の全体像把握には相当苦労した様子が伝わる。 悲願のリニアの完成を待たずに本人は世を去る。そして安倍元首相が亡くなったのはその数ヶ月後。 あまりにも「ひとつの時代の終わり」感が強すぎる偶然の連鎖なのである。
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国鉄改革3人組の末弟にして一番の曲者、葛西敬之の評伝。 …のはずだが、葛西敬之研究本としては浅薄。まず生い立ちや国鉄入社経緯は豪快にカット。葛西が国労や動労の間でうまく立ち回り、国鉄解体を実現する序盤は読み応えがあるが中盤以降は読むのが辛い。著者が憎む安倍首相との癒着やNHK人事...
国鉄改革3人組の末弟にして一番の曲者、葛西敬之の評伝。 …のはずだが、葛西敬之研究本としては浅薄。まず生い立ちや国鉄入社経緯は豪快にカット。葛西が国労や動労の間でうまく立ち回り、国鉄解体を実現する序盤は読み応えがあるが中盤以降は読むのが辛い。著者が憎む安倍首相との癒着やNHK人事介入の話は、JR東海や葛西本人が得た利益が不明確だし、リニア新幹線批判も坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという印象で説得力に欠ける。逆に語るべき新幹線保有機構との対決はまたしてもカット。 本書は著者のライフワークであるアンチ安倍政権の扇動が目的で、葛西敬之を知るための本ではないのだろう。
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