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傷つきやすいアメリカの大学生たち 大学と若者をダメにする「善意」と「誤った信念」の正体
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傷つきやすいアメリカの大学生たち 大学と若者をダメにする「善意」と「誤った信念」の正体

ジョナサン・ハイト(著者), グレッグ・ルキアノフ(著者), 西川由紀子(訳者)

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傷つきやすいアメリカの大学生たち 大学と若者をダメにする「善意」と「誤った信念」の正体

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 草思社
発売年月日 2022/11/30
JAN 9784794226150

傷つきやすいアメリカの大学生たち

¥3,080

商品レビュー

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2024/09/05

読んですぐ、繊細チンピラという言葉が頭をよぎった。 アメリカでも増えているようだ。 興味深かったのは、Z世代(1995年~生まれ)以降、インターネットによってどんな情報も子供のうちから手に入るようになったのに、むしろ大人になるスピードが遅くなっているという統計結果。 ”超つなが...

読んですぐ、繊細チンピラという言葉が頭をよぎった。 アメリカでも増えているようだ。 興味深かったのは、Z世代(1995年~生まれ)以降、インターネットによってどんな情報も子供のうちから手に入るようになったのに、むしろ大人になるスピードが遅くなっているという統計結果。 ”超つながり社会”で育った今日の子どもたちは、従順で大人しく、寛容で、幸福度が低いー大人になる準備が全くできていないー 超つながり社会というか、超監視社会というか… アメリカではティーンエイジを1人で出かけさせると逮捕されることもあるらしい。 中学で1人で出かけさせられないって本当!?…(゚д゚) (子供を放っておくなんて何て駄目な母親だ!という周りの圧力も含め)過保護にすることが逆に子供の自立や自主性を阻む要因になっている。 もちろんネグレクトや暴力などの虐待を日常的に受けることは正当化しない。 だが、ストレス因子は成長のために必要であり、キレイ過ぎたり、優しいだけだと逆に免疫がつかずに弱くなる。 ある幼稚園でピーナッツアレルギーの幼児に配慮した結果、ナッツ製品全般を持ち込み禁止にしたが、逆にまったくピーナッツに免疫がつかない子どもが増え、ピーナッツアレルギーとなる可能性が増えてしまったという。 →一人に配慮した結果、集団全体に不利益がでてしまったパターン あげ足をとられて見ず知らずの人に叩かれるから、余計なことは言わない。 正しさよりも流行(みんながそう)かどうか、”いいね”やフォロワー数といった知名度が力になる時代。 達成感を感じにくい時代だからこそ、人々は直接人を助けよという。自己肯定感を上げる方法が人と関わること、という「孤独」な社会になりつつあるんだな。 ”教育は人々を心地よくさせるものではない。人々に考えさせるものだ” というザガリー・ウッド教職者の炎上事件は考えさせられる。 彼の講演のテーマと、そのことに対して発した言葉の一つを取り上げてレッテルを貼り。結果、彼の家族ともども日常生活が脅かされるほどの妨害行為を生徒から受けたという。 彼の講演のテーマが気に入らない →私を傷つけたり不快になる教育内容だ(主観的考え) →そんな教育をみんなに受けさせようなんてひどい(急にメタ化) →そんな講演はやめさせなければ(勝手な動機付け) →そんな講演をする教育者は排除すべき(暴力的正当化) お客様となってしまった学生が、自分の主張を受け入れられないことを受け入れられないまま成人し、子どものまま大人になっている。 さらに自立や自律を阻むように、敵を作って煽り、団結する方策を大人がとったり、SNSで依存しやすい環境に常にさらされている。 アメリカのトランプ大統領の問題点はここにある。 保守派として過激な破壊活動も、自分の敵が相手ならば黙認するという、よく言えば意志の強さ、悪く言えば為政者としてあるまじき公平のなさである。 自分の意見に従わない、あるいはちょっと気に食わないものには暴力もやむなしという極端で単純な思考になりがち。 深く考えない、ということがこんなにも怖い事なのか。 相手の立場に立って考えられるようになるには、様々な人と会話し得、様々な意見に触れて経験していないとできないこと。 最低限の生活を与えつつ、適度に見守り、適度に厳しく、適度に優しく… そして過保護な環境と戦う… 教育がAIには代替できない仕事と言われるもの納得だ。

Posted by ブクログ

2024/08/13

前半は『大衆の狂気』と重なる内容で、大きな論点になっているんだなぁと読みながら思っていたが第三部以降は踏み込んだ議論になっていて興味深かった。メンタルヘルス・スラングの議論とも重なり、参考になったけど、執筆年が2018年ということでコロナを経たあとの著者の議論も非常に興味深い。

Posted by ブクログ

2024/04/29

メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1784736537353334806?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

Posted by ブクログ

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