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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2022/11/29 |
JAN | 9784105058777 |
- 書籍
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惑う星
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惑う星
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商品レビュー
4.1
20件のお客様レビュー
一言も漏らさず読みたい、そんな美しい物語で、いつもよりかなり時間をかけて大切に大切に読み進めた。 きっと私の中にもちいさなロビンがいて、共鳴するものがあったからだと思う。 まっすぐな瞳で「生きとし生けるものが不要な苦しみから解放されますように」と願うロビンの純粋さを、そしてその...
一言も漏らさず読みたい、そんな美しい物語で、いつもよりかなり時間をかけて大切に大切に読み進めた。 きっと私の中にもちいさなロビンがいて、共鳴するものがあったからだと思う。 まっすぐな瞳で「生きとし生けるものが不要な苦しみから解放されますように」と願うロビンの純粋さを、そしてその純粋さを持ち続けることの生きづらさを、傷跡のように鮮明に残していった。 読んでいる時からずっと胸が痛い。 以下、本文からの引用。 「土台から壊れているこの世界の中で共感力を高めることはさらなる苦しみを意味する。問題はなぜロビンがまた坂を転がり落ちているかということではない。問題は私たち皆がどうしてここまで理不尽に能天気でいられるのかということだ。」 ロビンの父シーオが、あくまでもずっとロビンの側にいて寄り添おうとする姿に救われた。 原題『Bewilderment』を『惑う星』と訳した訳者にも拍手。 今の語学力では無理だけど、いつかこれを原語で読むのが夢になった。
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文学ラジオ第108回https://open.spotify.com/episode/6VoTFJnVfCY0ETkpU2zxfN?si=eda9484991a346b5 リチャード・パワーズは、おそらく、結構読みにくいという印象を持っている人がいると思うが、それに比べたら驚くほ...
文学ラジオ第108回https://open.spotify.com/episode/6VoTFJnVfCY0ETkpU2zxfN?si=eda9484991a346b5 リチャード・パワーズは、おそらく、結構読みにくいという印象を持っている人がいると思うが、それに比べたら驚くほど読みやすい。かつ、テーマや要素が濃厚なので、ハードルが低いのに、めちゃくちゃ良いものが読めるという素晴らしい作品だと思う。 人間って何、地球って何、って考えさせられる小説なので、多くの人にとっておすすめ。
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リチャードパワーズ「惑う星」 https://www.shinchosha.co.jp/book/505877/ ラストが美しくて読後の余韻がとんでもなかった。圧倒的なストーリーの力。性格や能力の特性、団体行動とルール、家族や職業の型、研究者の社会貢献vsエゴ/名声欲、メディアの...
リチャードパワーズ「惑う星」 https://www.shinchosha.co.jp/book/505877/ ラストが美しくて読後の余韻がとんでもなかった。圧倒的なストーリーの力。性格や能力の特性、団体行動とルール、家族や職業の型、研究者の社会貢献vsエゴ/名声欲、メディアの暴力とかとかの社会問題が詰め込まれて絡み合ってネガティブなスパイラルを進む。キラキラと明るい場面の不穏さが印象的だった。一年最初にこれを読めて良かった
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